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>今朝の最低気温マイナス1.1度(07:29;さいたま市観測点。この気温は埼玉県内の観測点で最高)、明るいくもり。
>今朝は雲を突き抜けて太陽の位置が分かるような、明るいくもりの朝でした。
>これから天気は下り坂で、関東地方では夜には雨、深夜には雪となる予報です。
>詳しくは下の気象情報をどうぞ。
>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)
東海地震対策への提起、原発震災という概念をいち早く提唱した地震学の石橋克彦先生の「大地動乱の時代」を読むと、地震活動には「静穏期」と「活動記」があることが歴史的に説明されています。それをどのように捉えるかは私たちの能力しだいなのですが、2006年に彼が国会で原発震災の可能性が高いという問題について証言を行なった時、国会議員たちには事実を捉える力がなかったことは、今回の原発事故を見れば明らかです。
日本の高度経済成長期は、ちょうど地震活動の「静穏期」にあたっていました。江戸時代の文化や経済の爛熟期も「静穏期」末期に現れています。
しかし、現代では、為政者たちが理解(本当のことが分かることが人の能力の尺度)すれば社会として備えることができます。すでに一部では、その対策が始まっているものの、まだまだ不十分です。
大都市が被災した時には、救助する側も被災することを忘れるわけにはいきません。首都県が大災害に見舞われた時には自助努力が命を護る重要なポイントになることでしょう。
ちょっとした想像力を働かせてみてください。今日、あなたがトイレを使えなくなったらどうしますか? もちろん、店舗や公園などの公衆トイレも使えません。トイレなど、ほんの一部の問題ですが、わずか数時間で困った事態になることも確かです。水道から水が出なくなったら何日持ちこたえられますか? コンビニやショッピングセンターのボトルドウォーター類は、沢山陳列されているように見えますが、実際には地域住民に1本ずつ行き渡る数さえないのかも知れません。
東海・東南海・南海の3連動地震の場合、予想震源域だけで11万平方kmに及びます(日本の面積は37万平方Km)。これでは充分な救助や援助を望むほうが無理かも知れません。
ぜひ、少しだけ想像力を働かせてみてください。きっと何をすべきかが見えてくることでしょう。
>気象情報
今夜は雪に備えたほうが良さそうです。
>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)
新潟県筒方(どうがた)観測点で、2月の日降水量の観測記録が更新されています。
>今日のFM番組から
・午後2時00分 クラシックカフェ
ヨーゼフ・ハイドンとミヒャエル・ハイドン。メインプログラムはヨーゼフの「交響曲 第100番 ト長調 “軍隊”」(ショルティ / LSO)。中学校の音楽の授業で聴いたのが初めてでした。実は、その時、とても気に入ったので覚えています。
・午後7時30分 ベストオブクラシック アルティ弦楽四重奏団演奏会
アルティ弦楽四重奏団は、1998年に京都で結成された日本のカルテット。ヴァイオリン:豊嶋泰嗣、矢部達哉。ヴィオラ:川本嘉子。チェロ:上村 昇。
ベートーヴェンの「イ長調 作品18-5」は第5番という名前で呼ばれることもある曲で、一度に6曲がセットで発表された中のひとつです。
チャイコフスキーの第1番は、有名な「アンダンテ・カンタービレ」を含む曲。他の楽章も魅力的です。
>2月12日の過去のできごと
1612年 ドイツの天文学者で、グレゴリオ暦作成の中心人物であったクリストファー・クラヴィウス没。
1804年 「三批判書」で知られるドイツの思想家で哲学者のイマヌエル・カント没。
1809年 イギリスの自然化学者、チャールズ・ダーウィン誕生。
1894年 ドイツの指揮者、ピアニストのハンス・フォン・ビューロー没。
1896年 フランスの作曲家、アンブロワーズ・トマ没。
1933年 フランスの作曲家、アンリ・デュパルク没。
1935年 フランス料理研究家で名シェフであったオーギュスト・エスコフィエ没。日本のフランス料理のシェフの団体は「日本エスコフィエ協会」。
1984年 冒険家・登山家の植村直己がマッキンレーの冬季単独登頂に成功(その後消息を絶つ)。
1994年 アメリカの画家・彫刻家・美術評論家、ドナルド・ジャッド没。壁に垂直に並ぶたくさんの棚のような立体作品が印象的です。
1996年 小説家の司馬遼太郎没。
2009年 宇宙開発史上初の人工衛星同士の衝突事故が発生。衝突したのはアメリカ民間企業の「イリジウム33号」とロシア宇宙軍の「コスモス2251号」。この事故で多数のスペースデブリ(宇宙ゴミ)が発生。