とむりんせんせいの定期便2

野村茎一作曲工房の日々のお知らせ

朝の定期便 2012-05-26(土)

55703

 

>今朝の最低気温14.1度(04:10さいたま市観測点)、晴れ。

>おはようございます。少し薄雲が広がっていますが、穏やかに晴れた朝を迎えています。

>昨夜は早く寝ようとタイムテーブルどおりに動いたのですが、午前1時頃になると俄然元気が出てしまいます。

>仕方がないので、起きだしてたくさんたまってしまった放送大学の講義の録画を視聴することにしました。

>昨日は天文学系の講義を一つと、公開特別講座「無縁社会」を選びました。

無縁社会は2010年にNHKが同じ題名で放送したドキュメンタリーによって問題提起し、社会的な関心が高まったテーマです。

放送大学宮本みち子教授を座長に、評論家の内橋克人さん(私はこの人を高く高く評価しています)、NHKで「無縁社会」を取材、制作した板垣淑子さん、板倉弘政さんの4人で基調講演と問題提起、そしてパネルディスカッションという形で2回にわたって放送されました。

>昨日視聴したのは後半の現場からの報告、およびパネルディスカッションの部分です。

無縁社会は孤独死と結び付けられがちですが、本質は少し異なります。

>一例を挙げると、死後、遺骨の引き取り手がいないという場合が当てはまります。

>親戚は見つかるのですが、遺骨の引き取りを拒否する例が多いというディレクターからの報告がありました。

>彼は、それに対して「冷たい人たちだと思われがちですが、取材を進めると、やっと見つかった親戚が20年前の親戚の誰かの結婚式で同じ会場にいたという以外面識がないというような場合があり、自分に当てはめてみても知らない人の遺骨を引き取って供養(おそらくずっと)していくように言われても無理があるのではないか」というようなことを話していました。

>つまり、現在の子どもや孫が墓を守るというようなシステムは、生涯未婚率が1/4にも達すると予測される社会には合わなくなってきているということでした。

無縁社会とは「無縁仏」として葬られる可能性の高い社会ということになります。

>死後の墓などどうでもよいという人も少なくないと思いますが、無縁仏になる人の生前が問題であるのだと思います。

>ただ一人、無為に死を待つような孤独な暮らしに地域や社会の手が全く差し伸べられないというのは、厳しいことだと思います。

>社会性の高い人たちは「墓友」の輪を作り、生前に墓苑の準備をして無縁仏になるのを防ぎますが、これも墓ではなく、生前のヒューマン・リレーションの問題です。

>作曲工房は、生涯に渡るつながりの場になりうると考えているのですが、この特別講座は、多くの示唆に富んだ内容でした。

>今日は七十二候の “紅花栄”(べにばな さかう:太陽黄経65度)。季節は粛々と移り変わっていきます。そういえば、作曲工房雑草ガーデンの紫陽花も縁が水色に色づき始めました。

 

>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)

昨日は何度も、弱くゆらゆら揺れる微動地震がありました(PCディスプレイが揺れるので気づく程度)。昨日も書いたとおり、イメージトレーニングして、いざというとき落ち着いて行動できるようにしましょう。

各地の震度に関する情報

 

>気象情報

衛星画像で見ると、台風第2号(サンヴー)は小笠原諸島付近を通過中のようです。渦巻きがきれいなので今がピークかも知れません。

実況天気図

地域時系列予報(埼玉県)

気象衛星 赤外日本域画像

気象衛星 可視光全球画像

昨日の全国の観測値ランキング(5月25日)

>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)

昨日5月25日

>今日のFM番組から

・午後7時20分 ビバ!合唱 フランス管弦楽作品の合唱曲

今日も名曲ぞろいです。フォーレの「パヴァーヌ」、ドビュッシーの「夜想曲」から、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」から。

番組詳細

・午後8時10分 吹奏楽のひびき アルボラダ木管五重奏団・コンサート・ライヴ(2)

番組詳細

・午後9時00分 名曲のたのしみ 私の市長室

早くも月末。デイヴィッド・ジンマンの振るシューベルトの交響曲第1番、第2番。昨日ヴァントの振る第3番を聴いたので、ちょっと楽しみです。

番組詳細

 

 

>5月26日の過去のできごと

1904年 フランスのピアニストでモーリス・ラヴェルの弟子でもあったヴラド・ペルルミュテール誕生。

1926年 アメリカのジャズ・トランペッター、マイルス・デイヴィス誕生。

1946年 ソプラノ歌手の三浦環没。

1976年 ドイツの哲学者、マルティン・ハイデッガー没。

1983年 日本海中部地震発生、死者104名(うち、津波による死者100名)。

1999年 スイスの指揮者・作曲家でバルトークの「弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽」をはじめ、多くの作曲家に名曲の作曲を委嘱したことでも知られるパウル・ザッハー没。 

2003年 宮城県沖地震発生。M7.0の規模で、東北全体に被害。