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>今朝の最低気温15.2度(04:10;さいたま市観測点)、晴れ。
>おはようございます。昨夜の雨がバックヤードに水たまりを作ったりしていますが、舗装道路はすでに乾いていて、さわやかな5月の朝です。
>昨日、たまってしまった郵便物や郵便受けに投げ込まれる各種の宣伝・案内の束を整理していたら、中学校の同窓会の知らせがありました。
>すでに申し込み期限はずっと前に過ぎていて参加できそうにないのですが、中学生の頃の休日の思い出がぱっと蘇りました。
>私には友達はいましたが、いわゆるクラス内の “序列” の外にいるタイプの生徒でした。
>一例を上げると、たとえば髪の寝癖などまったく気にならずに登校してしまう、皆さんの周りにも一人や二人はいたかもしれない「オクテ型」中学生です。
>ところが、その性格には後から考えるとアドヴァンテージもありました。
>平日もそうですが休日は特に重要で、たくさんの時間がないとできないことをやる日でした。
>中1の時に天啓を受けたかのように自己流で作曲を始め、1曲も完成しないにもかかわらず1日も欠かさず夢中で五線紙に向かっていました。いま考えると偉かったなあ(馬鹿だなあ)と感心(あきれる?)します。
>中2になると、ようやくなんとか曲らしいものが書けるようになって、連休ともなるとソナタを書くために奮闘するようになります。
>当時から適度な休みをとったりすることが不得手で、8時間ぶっ続けで作曲してめまいを起こしたりしていました。
>両親は、ありがたいことに私の教育には熱心ではなく、好き放題やらせてくれたので、私は音楽に邁進して「病膏肓(やまいそうこう)に入る」という状態でした。まさににビョーキです(美術と天文学病も同時に発症しており、時間が足りなくて眠る時間がなかった。いまと同じではないか)。
>連休ともなると、ピアノの先生からピアノ協奏曲の楽譜をお借りして、ベートーヴェンの3番やラフマニノフの2番、グリーグやチャイコフスキーの楽譜を1音残らず全て音に出してみる(弾けないので、とにかく全ての音をトレースして確かめる)ということに没頭していました。
>すでにベートーヴェンのピアノソナタ全曲の楽譜のトレースは終えていました(後期ソナタはハードでした)。
>余談ですが、中3のときにベートーヴェン生誕200年記念コンサートで初めて32番(作品111)を聴き、自分がいかに楽譜を追えていなかったかを実感したものでした。
>このように書くと、凄そうな中学生と思われてしまうかも知れませんが、実態は決してそうではありません。
>私がトレースして音を出している曲が何の曲であるかは、誰も言い当てることができなかったかも知れません。そのくらい低レベルの話です。弾いている私にもどんな曲なのか分からなかったくらいですから、その程度も分かろうというものです。
>というわけで、私の「トンチンカンであったに違いない連休」に意味があったかどうかは甚だ疑問なのですが、今でも、その情熱を思い出すと「けなげだったなあ」と懐かしくなるのでした。
>よくよく考えると、今でも私は根本的には変わっていないような気がします。計画的に物事を進めることができず、猪突猛進型のまま。
>長生きしようと思ったら、過去を反省して、もっとすっきりと生きなければダメかも知れません。無理ですけど。
>急に思い出した昔のことを書いてしまいました。読んで下さった方、貴重な時間を使わせてしまいました。ごめんなさい。
>今日11時20分には二十四節気の “立夏” (りっか:太陽黄経45度)。ということは、昨日は夏の節分だったということです。七十二候では “蛙始鳴”(かわず はじめて なく)。いつも思うのですが、“始” の漢字は “初” ではないのが不自然ですよね。もしかしたら “なきはじめる” という訳なのかも。
>明日の12時34分には月が35万6955kmまで接近し(今年の最接近レコード)、その1分後に満月となってスーパームーンと呼ばれる月になります。
>地震情報
>気象情報
>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)
たくさんの観測所で第1位更新があります。
>今日のFM番組から
今日は特別番組編成のため、レギュラークラシック番組はお休みです。
お手持ちのCD、または未聴のベートーヴェンの交響曲などに挑戦なさるというのはいかがでしょうか。
>5月5日の過去のできごと
1813年 デンマークの哲学者セーレン・キルケゴール誕生。
1869年 ドイツの作曲家、ハンス・プフィッツナー誕生。
1889年 パリ万国博覧会開幕。合わせて321mのエッフェル塔が公開。1909年には解体される契約だったものの、今では歴史的建造物。
1891年 ニューヨークにカーネギーホールが開場。
1900年 ドイツの指揮者、ハンス・シュミット=イッセルシュテット誕生。
1907年 作曲家の松平頼則(まつだいら・よりつね)誕生。
1909年 小説家の中島敦誕生。
1917年 ドビュッシーのヴァイオリンソナタ初演。
1920年 ストラヴィンスキーのバレエ音楽「プルチネルラ」初演。
1945年 フランスのガラス工芸家ルネ・ラリック没。
2004年 フィリピンの作曲家で音楽学者のホセ・マセダ没。