作曲工房定期便 2014-03-05(水)
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>今朝の最低気温3.5度(06:09;さいたま市観測点)、雨。
>雨の朝です。
>雨のゴミ出しは、ちょっとだけ大変。多分工夫が足りないのだと思います。
>雨のゴミ出しが楽しくなるようなアイディアがあるはず。
>その問題意識を心のどこかに常駐させておけば、いつかインスピレーションがやってきます。
>作曲と同じ。作曲が進まない人は、ひょっとしたら作曲している時以外は頭のなかから書こうとしている曲のイメージが抜け落ちてしまっているのかも知れません。
>五線紙に向かう(ヴィジュアル的に作曲しているように見える姿になるのは)のはアイディアが湧いてから。
>あ、今日から “みのり” ちゃんが受験を終えてレッスンに復帰。とても楽しみ。
>たった今、モリアキ翁95歳の昼食と後片付けを終えて更新に復帰しました(この部分、更新の時系列で言うと最新です)。
>今日の昼食は、モリアキ翁の大好きな「うな丼」。
>しらすうなぎ豊漁のニュースを受けてなのか、多少、値が下がった感じだったので昨日買ってきました。
>私もしっぽのところを少しもらって、プチうな丼を食べさせてもらいました。
>更新に戻った時、ちょうどクラシックカフェが始まっていました。
>下の番組のところに書いたデニス・マツーエフの演奏が、以前聴いた録音よりも新しいものでした。
>力強い削りだしの金属のような重量感が少し影をひそめて、滑らかでデリケートな部分が各所に現れていて、興味深く聴いています。
>かなり好みかも。
>そういえば、昨夜、グレン・グールドの「ロシアの旅」というDVDを観ました(2回。本当は2回半)。
>その中でも第7番第1楽章の一部が流れていました。それもとてもゆっくりと。
>DVDは、まだ、ステージで弾いていた頃の若いグールドが、ソビエト各地で演奏するドキュメンタリーです。
>共産党政権下、宗教的な意味合いの強いとされるバッハは、事実上演奏禁止状態でしたが、グールドはかまわず弾きます。
>20世紀の新ウィーン楽派も積極的に取り上げました。
>西側諸国では賛否両論を巻き起こしたグールドでしたが、ロシアでは「真の天才」と喝采を受けます。
>最初はガラガラだった客席が、休憩をはさんで満席になるエピソードは、彼らの興奮をよく伝えています。
>アシュケナージやリヒテルへのインタビューと、彼らのコメントも興味深いものでした。
>あ、レッスン前に夕食の支度をしなくては。
>地震情報
M7超の地震発生は、地球全体でいまだ起こっていません。地震が起こった時、「まさか!」などと慌てることがないように備える生き方を習慣とすれば、それがもっとも確実です。もちろん、リスクマネジメントの対象は地震だけれはありません。地震に気をとられて火災、怪我、盗難、生活習慣を原因とする病などへの備えがおろそかになっては意味がありません。バランス良く、しかも無理なく備えられる範囲でなければ続かないのも事実です。私達に必要なのは考える事。深く考えると、ちょっと人生に詳しくなったりするという副産物も得られるかも知れません。
>空間放射線量
雨の影響であると思われますが。東京都の空間放射線量が少しですがこまめに変動しています。「日間」タブをクリックすると、より詳しく線量の変化を見ることができます。日本全国の観測点へも、すぐに飛ぶことができます。
>気象情報
午前1時のさいたま市観測点の気温は5.2度、正午の気温が5.0度と気温の変化が少なくなっています。時系列予報によると、当地では宵のうちまで雨。
台風第3号(ファクサイ)は勢力を増して “強い” カテゴリーに成長していますが、日本への影響は少ないでしょう。
日本域における昨日の最高・日最高気温は26.2度、最低・日最低気温はマイナス20.0度でした。観測点については下のリンクでどうぞ。
>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)
3月の最低・日最低気温が2つの観測点で記録更新されています。
>今日のFM番組
デニス・マツーエフの弾くプロコフィエフのピアノ・ソナタ第7番からスタート。思い起こせば今から10年以上前、ウラノメトリアの編集をお手伝いいただいている “おちゃめさん” からマツーエフのプロコ7を聴かせていただいたのが最初でした。彼女はステージで聴いていますが、私はマツーエフの生演奏は未体験です。続いてブリテンのピーター・グライムズから「海の間奏曲 作品33a」、そしてショスタコヴィチの「交響曲第8番 ハ短調 作品65」。全5楽章、演奏時間1時間に及ぶ大作ですが、その前の第7番、後ろの第9番のほうが放送機会が多く、今日は第8番を聴く絶好のチャンスかも。第8番は隠れた名曲で、第5番との関連性を強く感じさせます。私の個人的な好みでは第7番 “レニングラード” よりも第8番を推します。
最後に残った時間はバーバーのピアノ曲「遠足 作品20」。未聴曲です。ちょうど夕食の準備の時刻なので、キッチンのラジオで聴けそうです(夕方にレッスンがあって、午後に夕食を用意するため。でも手が止まりそう)。
午後7時30分からのベストオブクラシックは「注目のピアニスト(3)」。今夜はダヴィッド・フレイ。フランスのピアニストで、弱音が美しいということなので、今夜はぜひとも聴きたいものです。プログラムにはフレイが登場しない、ショスタコーヴィチ「交響曲 第15番 イ長調 作品141」(最後の交響曲)もあります。
>3月5日の過去のできごと
1512年 地図のメルカトル図法で知られるネーデルランドの地理学者、メルカトル(本名はゲラルト・デ・クレメル)誕生。
1778年 「ルール・ブリタニア」で知られるイギリスの作曲家、トマス・アーン没。
1827年 フランスの数学者、ピエール=シモン・ラプラス没。
1827年 電圧の単位“ボルト”に名を残すイタリアの物理学者、アレッサンドロ・ヴォルタ没。
1876年 フランツ・リストの愛人で、コジマ(ワーグナーの妻)の母のマリー・ダグー(伯爵夫人)没。作家としても知られる。
1887年 ブラジルの作曲家、エイトル・ヴィラ=ローボス誕生。
1942年 ショスタコーヴィチの交響曲第7番“レニングラード”初演。
1947年 イタリアの作曲家、アルフレード・カゼッラ没。
1953年 ロシアの作曲家、セルゲイ・プロコフィエフ没。
1979年 アメリカの無人惑星探査機「ヴォイジャー1号」が木星に最接近。この時に撮影された画像が公開された時、その精細さに世界が驚きました(パイオニア10号の画像より遥かに解像度が高かった)。
1982年 ソビエトの金星探査機「ベネラ14号」が金星に到達。着陸後、金星表面の過酷な環境下で57分間の稼働に成功(設計予定寿命は32分間)。
1986年 青函トンネルの本州側と北海道側のレールが締結され、本州と北海道が鉄路で結ばれる。
これは昨日3月4日の撮影。 上戸田川はコンクリート護岸ですが、岸辺の植物が川面まで茂っています。水に浸かった枝や葉にコケ類や藻類、原生動物などが宿れば、多少は水質浄化に役立ったりするのかどうか知りたいところです。
>この定期便は、前日の「野村茎一作曲工房日記」の続きとして書かれています。定期便だけお読みの方は連続写真や記事が飛び飛びになる可能性があります。よろしかったら、以下のリンクもどうぞ。