朝の定期便 2012-11-20(火)
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>今朝の最低気温0.7度(06:24;さいたま市観測点)、快晴。
>遅くなりました。朝寝坊したので、今季最低気温を体験しそこねました。
>昨夜というか、今朝未明5時半になってから就寝したため、起床が9時を過ぎてしまいました。
>大急ぎでモリアキ翁93歳の朝食を準備して、テーブルの上にあったカミさんの買い物メモを見て(今日は近所のショッピングセンターの安売りの日)、またまた大急ぎで水汲みと買い物を済ませ、帰宅後すぐにモリアキ翁の朝食を用意して、それから自分自身の昼食(“たろ”も便乗してきた)を用意して・・・(もちろん、それ以外の家事も済ませて)、この時刻に。
>こういう日に限って冠婚葬祭の互助会だの、投資の勧誘だの、あれやこれや電話がかかってきて(それも、ちょうど鍋が沸騰する寸前とか)、一本目以外は「忙しいのでゴメンなさい!」と言って切りました。
>いいこともありました。
>クルマでの移動中は、ほぼ放送大学を聞いているのですが、今日の「大学の窓」(たぶん。開始部分が聞けませんでした)に出演した先生が、キラリティ(光学異性体)の最初の発見者はパスツールであったと話していました。
>パスツールは酒石酸に化学組成が同じなのに性質の異なる2種類の結晶が存在することを確認したということです。
>今ではD体(あるいはD型)とL体(同)として知られている分子の鏡像構造です。
>パスツールは細菌学者というカテゴリーで記憶していたのですが、彼は化学者としての側面も持っていたこと、そして、むしろそのほうが自然であることに思い至りました。
>ちなみに、パスチャライズド・ミルクは「パスツール法で殺菌された牛乳」という意味です。
>地球上の(今までに確認されている)全ての生物のアミノ酸はL型アミノ酸です(微量のD型も見つかっていますが)。これこそが、地球上の全ての生物が、ひとつの細胞からスタートした根拠としている説もあります。
>その昔、栄養学をかじっていた時にも、ビタミンCとして知られているアスコルビン酸はL型のみが効力を発揮し、旨味成分のグルタミン酸もL型だけが旨みを感じると学びました。
>今日の放送で最も驚いたのは、サリドマイド薬禍の原因がD型の混入にあったということでした(現在は別の病気の治療薬として復活したか、あるいは研究中なのではないかと思います。調べる時間がないので後はよろしく・・)。
>2001年にノーベル化学賞を受賞した野依良治博士は、光学異性体を作り分ける「不斉合成」(正確には「キラル触媒による不斉反応の研究」)が受賞理由でした。
>「知らないってワクワク」というEテレの言葉どおり、知らないってワクワクです。
>23時31分には上弦。双眼鏡や小望遠鏡での月のクレーターの観望好機です(クレーターの作る影が最も長くなる)。
>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)
>気象情報
>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)
2観測点のみ更新あり。
>今日のFM番組から
・午後2時00分 クラシックカフェ
・午後7時30分 第81回 日本音楽コンクール ヴィオリン部門 本選会
>11月20日の過去のできごと
1805年 ベートーヴェンのオペラ「フィデリオ」の初演失敗。
1882年 ヘンリー・ドレイパー星表(HD星表)で知られるアメリカの天文学者、ヘンリー・ドレイパー没。(HD星表そのものは、没後にピッカリングらによってまとめられたもの)
1889年 グスタフ・マーラーの交響曲第1番 ニ長調 “巨人”初演。
1889年 アメリカの天文学者、エドウィン・ハッブル誕生。尊敬する天文学者のひとりです。
1927年 スウェーデンの作曲家・ピアニスト、ヴィルヘルム・ステーンハンマル没。
1894年 ロシアのピアニスト・作曲家のアントン・ルビンシュタイン没。
1910年 ロシアの小説家、レフ・トルストイ没。
1934年 オランダの天文学者、ウィレム・ド・ジッター没。
1976年 ソビエトのスターリン体制下の農学者で、いわゆる「ルイセンコ問題」で知られるトンデモ学者トロフィム・ルイセンコ没。彼の存在は、専門家信仰が常に正しいわけではないことの証明となりました。
1978年 イタリアの画家・彫刻家のジョルジョ・デ・キリコ没。
2005年 小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星(25143)イトカワに着陸を試みるも姿勢制御ができず不時着。
2006年 スイスの指揮者、アルミン・ジョルダン没。
陽が高くなってからの「わらびりんご公園」