とむりんせんせいの定期便2

野村茎一作曲工房の日々のお知らせ

作曲工房 朝の天気 2017-09-06(水)雨の止み間のくもり

 

 明け方まで雨が降っていたので、道路も植物も濡れている。

 

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山茶花スタンバイ

 

  日産の電気自動車(EV)、リーフの新型車が発表された。航続距離が400kmになり、ガソリン車並みの行動半径を得た。しかし、EVに関しては日本勢は出遅れた感が拭えない。

 海外メーカーでは、EV化への動きが加速している。ボルボ2019年以降に販売するすべての車種をEV、またはハイブリッドにすると表明しているし、オランダやノルウェイは2025年から、ドイツは2030年から、イギリス、フランスは2040年からガソリンエンジンディーゼルエンジンの販売を禁止する方針だという。

 問題は日本の自動車産業の構造だろう。EVと内燃機関車は、工業的には大きく異なる。EV化が10年くらいで急激に進行すると、たとえば、エンジン関係の企業は業種転換が間に合わない可能性がある。ピストンリングを製造する企業、点火プラグを製造する企業など、自動車産業の分業化は極めて細分化され、おまけに最適化されている(無駄なくガッチリ連結生産している)。部品数が少なくなるEVでは、そもそも業種転換がうまくいかないのでは・・・、と心配の種は尽きない。

 巨大な自動車産業をEV化の嵐の中をソフトランディングさせるためには、日本国内ではガソリン車とディーゼル車の製造と販売を継続するということになるのだろうか。そして実用化が待たれる全固体電池の実用化に合わせてEV化すれば、一気に欧州勢を抜き去ることができるというようなことはないのだろうか。