作曲工房定期便 2014-09-12(金)
291778
>今朝の最低気温16.9度(05:37;さいたま市観測点)、晴れ。
>晴れているのに涼しく、秋らしい朝を迎えています。
>昨日、NHKカルチャーラジオのテキストである月尾嘉男著「IT社会とコミュニケーション」を再読しました(時間を作って三読予定)。
>私たちがイメージしているモダンテクノロジーとしての「IT」は、本書の後半に集中して登場するだけで、人類の歴史におけるコンピュータ、あるいはネットワークテクノロジーが歴史的には極めて直近の出来事であることを改めて認識させられました。
>本書は次のような一文からスタートします。
>ドイツ人哲学者エルンスト・カッシーラは、人間を一般の動物と相違する特徴から「シンボルを操作する動物」と定義し、それが人類の背景にある重要な要因であると説明しています。
>この一文が、まさにこの書物を要約しています。
>童話に出てくるヘンゼルとグレーテルが道に迷わないように目印の小石(シンボル)を置きながら歩いたのも、IT(情報技術)です。
>私が思いついた音楽を楽譜(シンボル)に変換して五線紙に書き記すのもITコミュニケーションです。
>現在でさえ洪水のように溢れかえる情報をどのように扱うかが、私たちの人生の質を左右することになるでしょう。
>また、どのように情報を発信するかという問題も避けては通れない課題です。
>では、定期便スタートです。
>地震情報
>空間放射線量
昨日千葉県柏観測点(ほか)で強めのピーク変動がありました。福島第1原発以外、たとえば首都圏に近い東海第2原発などでも基準値以内の放射性物質の放出は通常の管理手続きとしてあって当然なので、そういうものもモニタリングポストが拾っているのかも知れません(推測の域です)。
>作曲工房周辺の大気汚染状況
10時の戸田局のPM2.5濃度は21μg/m3。9時は3μg/m3、10時は6μg/m3でしたから、PM2.5の濃度は変動が大きいことが分かります。
>気象情報
朝は16度と肌寒いくらいの気温でしたが、11時には25度を超えて夏日となりました。夕方から雲が広がったり、ところによっては雨の可能性もありますが、概して良い天気という予報です。
>日本域における昨日の最高・日最高気温は34.5度、最低・日最低気温は6.9度でした。観測点については下のリンクでどうぞ。
>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)
全期間、9月ともに北海道の降水量関連の記録更新で埋め尽くされています。
>今日のFM番組から
・午後2時からのオペラ・ファンタスティカは「パリ・オペラ座公演 歌劇 “アルチェステ”」全3幕(グルック)ほか。
・午後7時30分からのベストオブクラシックは「フィラデルフィア管弦楽団 演奏会」。指揮はヤニック・ネゼ・セガン。プログラムはモーツァルト「ジュピター」、マーラー「巨人」ほか。
>9月12日の過去のできごと
1764年 フランスの作曲家で「機能和声学」の基礎を築いたジャン・フィリップ・ラモー没。
1910年 マーラーの交響曲第8番が作曲者自身の指揮で初演。
1933年 アメリカの物理学者・分子生物学者のレオ・シラード(1898-1964)が、信号待ちをしている時に、中性子を原子核に衝突させて核分裂連鎖反応を起こすアイディアを思いつく。
1940年 フランスのラスコー洞窟で洞窟壁画が発見される。美術界のみならず、歴史的な大発見です。
1944年 ロシアのヴァイオリニストで指揮者のウラディーミル・スピヴァコフ誕生。
1959年 ブザンソン国際指揮者コンクールで小澤征爾が優勝。
1959年 ソビエトの打ち上げたルナ2号が9月12日6時32分42秒(UTC:世界標準時)に月面に到達、激突。史上初の軟着陸は1966年2月3日ルナ9号。
1962年 日本原子力研究所の国産第1号原子炉「JRR3」が臨界到達。この時には誰も原子炉の危険性を見抜けなかったのかも知れません。何事も最初の見極めが大切なのだと思います。
1979年 岡山県人形峠の動力炉・核燃料開発事業団のウラン濃縮試験工場が操業開始。
1992年 日本全国の公立学校で、毎月第2土曜日を休業日とする月1回の学校週5日制が開始。
2007年 2007年スマトラ島沖地震。M8.5、死者17名。
モリアキ翁95歳、デイトレセンターでトレーニング。彼には101歳になったら東京オリンピックを観るという意欲(もはや野望か)があります。もちろん家族みんなで全力応援。頑張れモリアキ翁!
>この定期便は、前日の「野村茎一作曲工房日記」の続きとして書かれています。定期便だけお読みの方は連続写真や記事が飛び飛びになる可能性があります。よろしかったら、以下のリンクもどうぞ。