朝の定期便 2012-12-07(金)
275208
>今朝の最低気温2.6度(05:36;さいたま市観測点)、快晴。
>早朝は雲がありましたが、現在(午前11時)は快晴です。
>00時31分には下弦でした。
>02時19分には太陽黄経が255°となり、今日は二十四節気の “大雪”(たいせつ)です。
>北日本や北海道では発達した低気圧(通称 “爆弾低気圧”)のために、竜巻や突風、吹雪などの被害が出ています。この3日間の、アメダス観測記録の第1位更新の状況を見ても、その様子を窺うことができます。
>興味がない方にはなかなか縁がないかも知れませんが、定期便では毎日の実況天気図をリンクしていますので、ぜひご利用ください。
>毎日天気図の自宅付近の天気を見比べているうちに天気図が読める(天気図と実際の天気が一致してくる)ようになってきます。
>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)
>気象情報
季節はずれの台風第24号(ボーファ)は、南シナ海にあり、停滞気味に北北西に進んでいます。ボーファは、フィリピンで数百名の死者を出す大きな災害を引き起こしました。最新の情報で475人となっていますが、まだ行方不明者も数多くいると見られ、被害者数は確定していません。これは各国が災害救助派遣をしてもよいような大災害だと思います。
>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)
>今日のFM番組から
・午後2時00分 オペラ・ファンタスティカ
同 「交響的前奏曲」
同 「交響的カプリッチョ」ほか
・午後7時00分 NHK交響楽団 第1743回 定期公演(指揮:シャルル・デュトワ)
ベルリオーズ「ローマの謝肉祭」
リスト「ピアノ協奏曲 第2番」(Pf:ルイ・ロルティ)
レスピーギ「交響詩 “ローマの祭”」
同 「交響詩 “ローマの噴水”」
同 「交響詩 “ローマの松”」
リストのピアノ協奏曲は第1番が圧倒的に有名ですが、もし、第1番の楽譜がなんらかの理由で失われて残っていなければ、第2番は多くのピアニストによってに演奏され、多くの人に聴かれ「名曲である」と認識されることでしょう。このような例は枚挙に暇がないのですが「まだ充分聴かれていない名曲」のひとつです。
レスピーギのローマ三部作について今更書くこともないのですが、レズピーギのオーケストレーションは、師であるリムスキー=コルサコフの影響を受けながらも彼独自のもので、作曲を学ぶ人には特に研究価値のあるものです。
そのような意味で、私がもっとも興味を持ったのは一番地味な「噴水」です。冒頭からピアノへの編曲が意味をなさないような、オーケストラに特化した音楽になっています。
>12月7日の過去のできごと
1562年 ルネッサンス期、フランドルの作曲家、アドリアン・ヴィラールト没。ヴィラールトは、ジョスカン・デ・プレとパレストリーナを繋ぐ時代の代表的作曲家。
1598年 イタリアの彫刻家ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ誕生。
1732年 ロンドン・コヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスが開場。
1800年 (寛政12年10月21日) 伊能忠敬が日本地図の作成を開始。
1863年 イタリアの作曲家ピエトロ・マスカーニ誕生。
1941年 真珠湾攻撃(アメリカ時間)。
1944年 昭和東南海地震。M8.0。地震後に押し寄せた津波によって死者行方不明者1223名。戦時中で情報統制下にあったため、いまだに全体像がつかめていない地震。2年後の1946年12月21日には、すぐとなりのエリアで昭和南海地震発生(M8.0、死者・行方不明者1443名)。
1960年 ルーマニアのピアニスト、クララ・ハスキル没。
1972年 ドイツの指揮者、クラウス・スプリングハイム、東京で没。日本におけるクラシック音楽の普及と定着に尽力。
1972年 アポロ計画の最後の月探査となった17号打ち上げ。
1988年 アルメニア地震発生。M6.8、死者2万5000名(5万人説も)。
1995年 アメリカの木星探査機「ガリレオ」が木星軌道に投入。
2004年 アメリカの指揮者で、イーストマン・ウィンドアンサンブルの創設者であるフレデリック・フェネル没。
ヴィーラールトの生誕日にもリンクしましたが、再掲します。
Adrian Willaert “Vecchje Letrose”