全国の多くの観測点で今季最低気温を観測。さいたま市観測点は16.0度(06:02)。
ひんやりとした朝だった。
午後から夕方にかけて。断続的に短時間の強い雨が降った。
この後、数時間で空一面が雲に覆われてしまうとは想像できなかった。
東京に限ったことではないけれど、それでも東京には素敵な地名が数多く残っている。隅田川の橋の名前なら色々なところに登場するので、ご存知の方も多いことだろう。
今日は、都電荒川線から抜粋で気に入った停留所名をいくつか並べてみる。
荒川区役所前
宮ノ前
小台(おだい)
梶原
栄町
滝野川一丁目
庚申塚
都電雑司ケ谷(ぞうしがや)
鬼子母神(きしもじん)前
学習院下
早稲田
東京に住んだことがない人でも知っている名前がきっとあるに違いない。
時代劇や小説に出てくる「雑司が谷」や「鬼子母神」。鬼子母神の読みは「きしもじん」で、雑司が谷のほかに「恐れ入りやの鬼子母神」で知られる台東区入谷(いりや)の鬼子母神もあるので注意。
「学習院下」や「早稲田」は大学名で広く知られている。
「面影橋」は、そのまま小説のタイトルになったり、舞台になったりしている。
個人的には、子どもの頃に遊んだ飛鳥山(あすかやま)公園が馴染み深い。
荒川線の一日乗車券は、わずか400円(大人。小児は200円)なので、観光時には便利。都内全てを回るのであれば、荒川線のほかに都営地下鉄、都営バス、日暮里−舎人(とねり)ライナーに乗り放題の「都営まるごときっぷ」700円(大人。小児350円)もある。お得感は、こちらのほうが大きい。
快晴の気持ち良い朝。
早くも明日は天気が下り坂。秋の空は好天が続かないというのは本当だ。
すでに何年も前から言われていることだけれど、東海地震の予知を前提とした発表が取りやめとなったという報道があった。
東海地震は、唯一発生時期の予知が可能であるとされた地震であったけれど、地震の研究者の中から予知は困難なのではないかという声があがり、国が法整備を再検討してきたという経緯の結果が今日の報道なのだろう。
大阪万博の頃、人類には万能感にあふれた未来があった。それは、原発の使用済み燃料の問題も、未来には解決するに違いないという楽観論につながっていったのかも知れない。
リニア新幹線の名古屋までの開通が2037年と未来すぎるのも心配だ。
リニア方式より先に、減圧したチューブ内を走る新方式の超高速鉄道のほうが先に実現したりする未来もあったりするかも知れない。
8時ころまでは、こんな感じの空。この後、急速に空は晴れ上がり、気温も高くなった。
今朝のお客。マダラガ科のホタルガというらしい。美しい虫だ。
ウェブ上の画像検索機能は能力が高い。昆虫図鑑で調べていたら数日を費やしていても不思議ではない。
ずっと昔。(ひょっとしたら、あれは大学の)図書館で線虫図鑑を見つけた。研究者以外には用のない分厚く大きな書物。そこには2万種の、どれもよく似た線虫の図が収録されていたけれど、予想される線虫の種類は100万に及ぶとのことで、百万種の線虫を区別する難しさを考えると気が遠くなりそうだった。
素晴らしい朝だ。
これで走らなければ、TN号の持ち腐れというものだ。
今日は大相撲の千秋楽。
夕食の買い出しから帰った時、モリアキ翁98歳の書斎のTVから「優勝決定戦です」という音声が聞こえてきた。
相撲ファンというわけではないが、せっかくなので、モリアキ翁と一緒に、(大げさに言うと)日馬富士と豪栄道の真剣勝負の立会人の気持ちになって勝負を見届けることにした。
と、思う間もなく、日馬富士の気迫が豪栄道を圧倒して勝負が終わってしまったのだった。立会人どころの話ではなくなってしまった。
あっけないと思った人も少なからずいたことだろうけれど、これこそ、本物の勝負だと教えられたと思った。豪栄道も、日馬富士と当たった瞬間に全てを理解したはずだ。彼も一流の力士なのだから。
今日の一戦で、豪栄道は確実に強くなったことだろう。いつか、後進の力士に強さというものを見せる時が来るに違いない。
老いぼれの戯言だから、ツッコミは要らない。