素晴らしい朝だ。
これで走らなければ、TN号の持ち腐れというものだ。
今日は大相撲の千秋楽。
夕食の買い出しから帰った時、モリアキ翁98歳の書斎のTVから「優勝決定戦です」という音声が聞こえてきた。
相撲ファンというわけではないが、せっかくなので、モリアキ翁と一緒に、(大げさに言うと)日馬富士と豪栄道の真剣勝負の立会人の気持ちになって勝負を見届けることにした。
と、思う間もなく、日馬富士の気迫が豪栄道を圧倒して勝負が終わってしまったのだった。立会人どころの話ではなくなってしまった。
あっけないと思った人も少なからずいたことだろうけれど、これこそ、本物の勝負だと教えられたと思った。豪栄道も、日馬富士と当たった瞬間に全てを理解したはずだ。彼も一流の力士なのだから。
今日の一戦で、豪栄道は確実に強くなったことだろう。いつか、後進の力士に強さというものを見せる時が来るに違いない。
老いぼれの戯言だから、ツッコミは要らない。