とむりんせんせいの定期便2

野村茎一作曲工房の日々のお知らせ

作曲工房 朝の天気 雨 台風第18号タリム九州上陸

 

 17日22時発表の気象庁台風情報によれば、台風18号(タリム)は兵庫県明石付近にあり、中心気圧は980hPa、最大風速30m/s、瞬間最大風速45/s。勢力はかなり弱まったものの、大型である点はそのまま。速度を上げて北東に向けて55km/hで進んでいる。被害などの情報は、これから明らかになることだろう。

 明日は朝から晴れて、作曲工房周辺の予想最高気温は34度。これは厳しい。

 

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 玄関ドアの表面の小さな虫。アワダチソウグンバイよりは大きいという程度。

 

 土星探査機「カッシーニ」がミッションを終えて15日、JSTで19時32分、土星大気圏に突入させて消滅した。これは土星の衛星への地球由来の生物汚染を防ぐための処置。

 カッシーニの打ち上げは1997年。作曲工房開設の年と同じ。アメリカ国内では打ち上げ反対運動があった。それは原子炉(実際には原子力電池、正確にはRTG)を搭載していたからだった。

 古くは、アメリカのパイオニア10号、11号、ボイジャー1号、2号も搭載していた。それは、木星より遠い惑星では太陽電池が使えないためだった。問題は、ソビエト時代のコスモス衛星が原子力電池を搭載したままカナダ北部に落下し、各汚染を引き起こした事故があり(当時は大々的に報道された)、結局除染はうまくいかなかったからだった。

 また、あまり知られていないけれど、1983年には、やはり原子力電池を搭載したコスモス1402号が落下事故を起こしている。この時は海に落ちたために、それほど大きなニュースにはならなかった。

 カッシーニは打ち上げ後すぐに木星に向かう軌道には乗らずに、地球と同じように太陽を周回しながら翌1998年4月には金星で第1回目のスイングバイ、さらに翌1999年6月には金星で第2回目のスイングバイ、そして、同年8月には地球をスイングバイすることになっていた。これがカッシーニ打ち上げの反対運動の最大の根拠だったと思う。

 しかし、カッシーニのチームは、精密な制御に成功し、探査機は速度を上げて木星に向かった。

 2000年12月に木星スイングバイしたカッシーニは2004年6月30日に土星周回軌道に入ったのだった。

 カッシーニの目覚ましい活躍についても書きたかったけれど、今日はここまで。