作曲工房 定点観察と かそけきことども 2015-08-24(月)
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和室の座椅子(頭までサポートする)で目覚めた。
出勤するために起きてきた “風” に起こされて、健康に悪いからきちんと布団に寝なさいと「教育的指導」を受けても、なお、何が起こっているのがよく分からなかった。
「悪いけど、灯り消してくれ」
「消えてるよ」
周りを見渡すと、いまが朝であることをようやく理解した。
膝の上には充電を促す赤いランプが点滅する3DSLがディクテーションの答えを書き込むよう要求している。おねだりの多い機械だ。
昨夜(午前3時半過ぎ)は朝の炊飯準備を忘れていて、コメを研がなければならなかった。さらに運が悪いことに「えいごづけ」と「もっとえいごづけ」もやっていない。
少し前に読んだ「下流志向」(内田 樹)を読み直していたら、初回よりもずっとクリアに理解できて日課がちょっとずれたというわけだった。
だからディクテーションを始めたのは午前4時を過ぎていたのに、やることはやらないと気がすまない “とむりん” は、早起きしなければならなくても睡眠を削ってしまうのだった。
モリアキ翁の朝食を済ませて外に出ると何とも涼しく、北風が吹いていた。
荒川上流を目指すチャンスを失ってしまった。あと2時間長く眠っていたら午後にはホンダエアポートにいたかも知れない。