とむりんせんせいの定期便2

野村茎一作曲工房の日々のお知らせ

作曲工房 定点観察と半径5mのかそけき ことども

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猫のしっぽ カエルの手

 

明確な目的もなく、むしろ現状からの逃避として「パリに行けば人生が開ける」と思い込んでしまうパリ症候群と呼ばれる状態に陥る人がいる。パリとは限らない、とにかく日本を脱出したい人たち。
難民とは全く状況が異なる国境越えである。
NHK BSプレミアム およびEテレの番組「猫のしっぽ カエルの手 京都 大原 ベニシアの手づくり暮らし」には、日本の素晴らしさに気づいて、日本で活躍する海外からの居住者たちが登場する。彼らは「日本症候群」ではない。日本文化の理解者たちである。
日本人からは顧みられることもなく荒れ果てたままになっていた桂離宮の素晴らしさを日本人に再認識させたのがドイツの建築家ブルーノ・タウトであることは、よく知られている。
状況は異なるものの、ラフカディオ・ハーン小泉八雲、代表作「日本の面影」など)やウォルター・ウェストン(代表作「日本アルプスの登山と探検」)も同様の主張を自らの著書などで発信している。
彼らが単なる旅行者ではなく、日本の文化が自らの人生にとって学びの場であることを確信した長期滞在者、あるいは移住者、あるいは帰化した人々である。
そして私は、ベニシア(ベニシア・スタンリー=スミス Venetia Stanley-Smith)さんから、どのように日本文化を学べばよいのかを学ばせてもらっている。
なんだかパラドックスのようだけれど、こんなに分かりやすいことはない。彼女はアウトソーシングせず、昔の日本人がやっていたことをやって見せてくれる。しかも、昔、あるいは今でもイギリス人がやっていることも教えてくれる。本当のリア充とはこういうことだと感心しきり。
長野県黒姫に居を構えるC.W.ニコルさんの著書からは日本の自然の素晴らしさについて学んだ。ハンガリー出身の数学者ピーター・フランクルさんの言葉からは日本の「安心さ」を知って驚いた。ここでいう安心とは犯罪率の低さなどを指すのではなく、安心して暮らしている人たちに接する安心さのようなもの。

 

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ストームグラスは台風と関係があるのではないかと考えるようになった。現在、日本の南に “非常に強い” 台風第13号(ソウデロア)がある。昨夜21時(JST)までは中心気圧が900hPaで、最大風速も更に強く “猛烈な” というランクにカテゴライズされていた。台風は低気圧なので、周囲から大気を吸い上げて強烈な上昇気流を生む。それが周囲に流れ込んで下降気流となって造られるのが高気圧。フェーン現象同様、このような気流は高温になる。その結果、ストームグラスの溶媒は飽和濃度が上がって結晶が減少するという仕組み。いかがだろうか?

 

 

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モリアキ翁96歳デイサービスに出勤。左はバングラデシュ出身のスタッフ。彼の国のサイクロンは凄まじいと言っていた。国土が平坦で海から離れた地域まで水がやってくるとのこと。日本語が上手で、海外の人と話している感じがしない。言葉が異なるだけで、日常生活では物ごとの感じ方もだいたい一緒。世界は皆兄弟という部分は確かにあると思う。彼から教えてもらった一番重要な情報は「日本は暑いね」。やはり、そうだったのか・・・。