作曲工房定期便 2014-05-22(木)
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>今朝の最低気温12.7度(04:24;さいたま市観測点)、晴れ。
>朝はよく晴れていましたが、その後大気の状態が不安定になって、昼頃には都内などで強い雨が観測されたりしました。
>降雨レーダーで調べると、午後3時過ぎには町田周辺でかなり強い雨(1時間あたり32-64mm)になっているようです。
>今日01時36分に、132P/ヘリン・ローマン・アルー第2彗星が近日点を通過しました。
>この彗星の発見者のひとり、エレノア・ヘリン(1932-2009)は女性天文学者で、NASAのJPL(ジェット推進研究所)の地球近傍小惑星追跡計画(NEATプロジェクト)の主任研究員でした。
>ボイジャーやマーズ・エクスプローラーなどの惑星探査機の開発は、ほぼ全てJPLが行いました。
>その一部門であるNEATも見事な成果を上げており、準惑星エリス(136199 Eris)やセドナ(90377 Sedna)、クワオワー(50000 Quaoar)のように研究が進む将来には準惑星に分類される可能性のある小惑星も発見しています。
>余談ですが、国際天文連合で「冥王星を小惑星登録すべき」という提案がなされた時、冥王星に割り当てられる番号は50000番でした。
>しかし議論が長引き、その間に多くの小惑星に確定番号が割り振られていったためクワオワーが50000番で、冥王星は134340番というマイナーな感じのものになってしまいました。
>話は元に戻って、エレノア・ヘリンが関わっていたNEAT計画で見つかった彗星の中にC / 2001 Q4(NEAT)という彗星は、2004年に近日点を通過、地球にも接近して肉眼彗星となりました(肉眼彗星が発見されるのは数年から数十年に一度くらい)。
>この彗星の凄さは、その遠日点です。なんと太陽から1光年。
>太陽系ファミリーで、今年3月までもっとも遠い天体であったセドナの遠日点が1011.86AU(天文単位:1AUは約1億5000万km)であるのに対し、2001Q4は54000AU。
>そのあたりには「オールトの雲」が広がっていると考えられています。
>そんなところまで太陽の引力は及んでいるのだと思うと不思議な気持ちになります。
>この次に地球に接近するのは350万年後。
>見るのは、ちょっと無理っぽい。
>地震情報
>空間放射線量
東京大田区、神奈川横浜市、川崎区などで午前中に鋭いピークが現れています。
>作曲工房周辺の大気汚染状況
16時の戸田・蕨局のPM2.5濃度は5μg/m3。
>気象情報
前述したように大気の状態が不安定となっています。作曲工房周辺では夕方に雨マークがついています。
日本域における昨日の最高・日最高気温は30.0度、最低・日最低気温は0.0度でした。観測点については下のリンクでどうぞ。
>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)
5月の降水量関連、日最大風速の記録がいくつかの観測点で更新されています。
>今日のFM番組
今朝は訳あって早起きしてしまったので、運良くクラシックカフェの再放送を聴くことができました。バーバー26歳の時に書かれた「交響曲 第1番」と、彼19歳の時の「チェロ・ソナタ」。彼の才能が若い時から開花していたことを実感した時間でした。
午後2時からのクラシックカフェはバッハ、モーツァルト、シューマン、ブラームス。
午後7時30分からのベストオブクラシックは「藤村実穂子 ソプラノ・リサイタル」。プログラムはリヒャルト・シュトラウスとマーラー。
>5月22日の過去のできごと
1813年 ドイツの作曲家、リヒャルト・ワーグナー誕生。
1844年 アメリカの画家、メアリー・カサット誕生。
1859年 イギリスの小説家、コナン・ドイル誕生。
1885年 フランスの小説家、ヴィクトル・ユーゴー没。
1910年 フランスの小説家、ジュール・ルナール没。「博物誌」の蛇の項目はたった一言「長すぎる」。小学生の頃に読んで「マイブーム」でした。
1917年 晩年になってから世に知られることになったオーストリアの指揮者、ゲオルク・ティントナー誕生。最初の本格CDデビューは1997年、80歳の時。
1949年 ドイツの作曲家、ハンス・プフィッツナー没。
1960年 チリ地震発生。その22時間後、日本に津波が到達、日本における死者142名。
1969年 アポロ10号(有人)が月面から15.6kmまで降下後、再上昇。
1988年 音楽評論家で日本音楽コンクールの創設者のひとりである野村光一没。
1989年 考古学者の相沢忠洋没。
2006年 天文学者の冨田弘一郎没。
2012年 東京スカイツリー開業。
2013年 フランスの作曲家、アンリ・デュイユー没。
数日ぶりに咲いたいつものノゲシ。
今日初めて最初の花を咲かせた新参者のノゲシ。
>この定期便は、前日の「野村茎一作曲工房日記」の続きとして書かれています。定期便だけお読みの方は連続写真や記事が飛び飛びになる可能性があります。よろしかったら、以下のリンクもどうぞ。