とむりんせんせいの定期便2

野村茎一作曲工房の日々のお知らせ

作曲工房定期便 2014-05-16(金)

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>今朝の最低気温15.5度(05:27;さいたま市観測点)、晴れ。

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今日は訳あって天頂画像がありません。

 

>多くのサイトが時事問題を扱っていますから(むしろ、時事問題こそあ話題の中心であるべきかも)、この天邪鬼(あまのじゃく)定期便では、あえて触れずに来ています。

>しかし、今日は2つのニュースについて書きます。

>まず「美味しんぼ」の「鼻血問題」に、複数の為政者が反応したという点です。

>彼らが、このような問題に一様に敏感になっているということは誰にも伝わったことでしょう。

>もし、私が「PM2.5のせいで、喘息気味だ」とツイートしたら(これは、あくまでも仮定です。PM2.5の値が高い日に、私が喘息になったことはありません)、誰かから反論が届くでしょうか。

>実は、これこそが彼らもこの問題に悩んでいる証拠ではないかと思っています。

>ひとりで悩んだり、責任を背負い込んだりせず、国民と一緒になって力を合わせたらどうでしょう。

>あっち側、こっち側なんてなくなるといいですね。

>「風評」についても、これは発言した人々の認識(政府発表を含めて、知り得た情報の全てを総合したもの)です。

>もし、人々にこのような認識を持たせたくないのならば「パニックを防ぐために放射性物質の拡散予測を発表しなかった」などという愚かな発言はすべきではありません。

>為政者側は、常に「何も隠し立てはしていません。全て発表しています」という姿勢を貫くべきです。

>ただし、人々が自ら放射線値などの事実を突き止め、事実の隠蔽や事実の改変を知った時には信用は失墜します。

>科学者の、反射的な「科学的にあり得ない」という発言も、人々にとってみれば、なんだか信じられないようなことでしょう。

>私たちは、日頃のインタビューなどで、科学者があまり断言することはなく、可能性について語る姿を見ているからです。

>しかし、原発が安全である、ということに関して原子力の専門家が嘘をついていなかった可能性があります。

>もしそうだとしたら、彼ら専門家の認識が誤っていたことになります。

>一般人である私なら「原発は絶対安全」という人よりも「危険な技術だけれども、得るものは大きく、常に事故を念頭において慎重に使っていきたいと考えている」という人のほうを信じます。

双葉町前町長の井戸川氏は、鼻血批判に対し「私の身体に起こったことについて、他人があれこれ言えるのか」というような趣旨の発言をしています。

>そのとおりだと思います。

>私は、被曝と鼻血の関係は、まだ科学的に解明されていないと思います。

>しかし、人々はウィルスや原因菌が科学的に特定される前から風邪をひいて咳をしたり、発熱したりしていました。

>鼻血批判をする人の心の中は穏やかではないことでしょう。

>パニック状態かも知れません。

>それが、あたかも専門家であるかのような批判発言をさせてしまった可能性があります。

>それを確かめるには、彼らに「放射線と鼻血について」という2時間程度の講演を、翌日10時開始で依頼すれば分かります。

>彼らが、彼らの前提としている科学的判断について語れなければ、批判は「彼らの認識(思い込みを含む)」から出たものであることが分かるでしょう。

>少し深く質問すると、しどろもどろになってしまうかも知れません。

>「美味しんぼ」も作者の取材による作者の認識を表現したものです。

>おそらく日本中の誰もが福島のこと、そして日本の将来を心配しています。

>発言者も批判者も、実は敵同士ではないはずです。

>私たちが批判・反省すべきは、

原子力事故を起こしてしまった「体質」(地方財政の苦しさによる誘致など)。

原発反対運動と真摯に向き合って、両者でより安全を目指すことができなかった幼さ。

・たった半世紀たらずの稼働で、使用済み核燃料という数万年におよぶ負債を子々孫々に遺してしまった愚かさ。

・事故が起こってからの、国民の健康・安全第一の対処ができていないという不安を人々に与えてしまった対処の数々。

ではないでしょうか。

>農産物や海産物が売れないのは風評のせいではなく、正確な情報が明らかにされていないという不安からです。

>国の将来を託された政治家の皆さんには、誰も敵にすることなく(与党と野党は、本来協力しあって国を良くする存在のはずです)、全員の力が生きるような立法を行なっていただきたいと願うものです。

 

>今日、モリアキ翁95歳はデイトレセンターでトレーニングの日です。

>早起きして、準備万端送り出したつもりでしたが、デイトレセンターから「補聴器を忘れていませんか」という電話がありました。

>おお、モリアキ翁の個人的な持ち物もチェックしなければならないのでした。

>今日も元気にトレーニングに励んでいることでしょう。

>モリアキ翁がいない日は、部屋のブロアなどをするチャンスです。

 

地震情報

各地の震度に関する情報

 

>空間放射線

東京都の放射線量統合グラフ(週間)

 

>作曲工房周辺の大気汚染状況

10時の戸田・蕨局のPM2.5濃度は24μg/m3。

埼玉県 大気汚染常時監視システム リアルタイム時報

  

>気象情報

作曲工房周辺では少し雲が広がるかも知れませんが、概ね晴れの予報です。

実況天気図

地域時系列予報(埼玉県)

気象衛星 赤外日本域画像

気象衛星 可視光全球画像

日本域における昨日の最高・日最高気温は31.0度、最低・日最低気温は3.1度でした。観測点については下のリンクでどうぞ。

昨日の全国の観測値ランキング(5月15日)

 

>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)

観測記録の更新はありませんでした。

昨日5月15日

 

>今日のFM番組から

・午後2時「オペラ・ファンタスティカ」は「歴史的名盤 コンヴィチュニが指揮する “タンホイザー”」全3幕。ほかにリヒャルト・シュトラウスの「ティル〜」とベートーヴェン「コリオラン」「プロメテウスの創造物 序曲」。

・午後7時00分からのベストオブクラシックは「NHK交響楽団 第1782回定期公演」。指揮はヘスス・ロペス・コボス。

クリストバル・アルフテル「第1旋法によるティエントと皇帝の戦い(1986)」

ラロ「チェロ協奏曲 ニ短調」(Vc:ヨハネス・モーザー)

ファリャ「バレエ音楽 “三角帽子”」

NHK-FM 番組表(東京版)

 

>5月16日の過去のできごと

1689年 松尾芭蕉が門人の河合曾良とともに「奥の細道」の旅に出る。45歳前後。この頃、すでに「芭蕉翁」と呼ばれていたようなので「老人なのに東北縦断徒歩旅行はすごい」と思われたりしますが、実際には当時であってもまだ充分体力を残していたことでしょう(51歳没)。

1703年 フランスの詩人で童話作家のシャルル・ペロー没。

1830年 フーリエ解析などで知られるフランスの数学者ジョゼフ・フーリエ没。

1922年 オーストリア生まれの指揮者、オトマール・スイトナー誕生。

1930年 オーストリアのピアニスト・作曲家のフリードリヒ・グルダ誕生。

1953年 ジャズギタリストのジャンゴ・ラインハルト没。

1954年 オーストリア出身の指揮者、クレメンス・クラウス没。

1960年 セオドア・メイマンがルビー結晶によるルビーレーザーを初めて実現。意外にもレーザーは新しいテクノロジーです。

1968年 十勝沖地震(M7.9)。死者・行方不明者52人。

1969年 ソビエトの惑星探査機「ヴェネラ5号」が金星に着陸。人類が40年も前にすでにこのような技術を持っていたことに驚きます。

1975年 田部井淳子ら日本女子登山隊が女性初のチョモランマ(エベレスト)登頂に成功。

1977年 世界初の実用的パーソナルコンピュータ「Apple II」発売。

 

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>この定期便は、前日の「野村茎一作曲工房日記」の続きとして書かれています。定期便だけお読みの方は連続写真や記事が飛び飛びになる可能性があります。よろしかったら、以下のリンクもどうぞ。

野村茎一作曲工房日記2