作曲工房定期便 2014-04-09(水)
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>今朝の最低気温7.0度(06:01;さいたま市観測点)、晴れ。
>別に珍しいことではないのですが、昨日8日早朝、モリアキ翁95歳がセキュリティの解除を忘れて玄関ドアを開いたため侵入警報が鳴り響き、家族全員が飛び起きました。
>誤発報は、すぐに適切な処置をしないと、その解除は警備会社が行うことになるので面倒なことになります。
>で、その適切な処置というものが、普通の家庭では覚えていられない場合もあるのではないかと思ったりするのです。
>その点、我が家では老鬼軍曹が家族を定期・突発的に訓練してくれるので、いつでも万全(自虐的に言っているわけではありません)。
>おまけに、この「いつでも起きられる」という訓練は災害時にも役立つことは間違いなく、前向きに捉えることにしています。
>問題は、その日、ちょっと眠いことくらいでしょうか。
>もし、今日大地震が起こっても「まさか」とだけは思いたくありません。
>「まさか」などと思っている暇があったら、イメージトレーニングどおりに、素早く命を守る行動を取ることを強くお薦めします。
>で、昨夜(今日9日未明)は、終電を気にせずに心ゆくまで仕事をしてから自転車で帰ってきた “たろ” と、春のシーズンに始まったたくさんのアニメ作品の中から(ギョーカイ内での)話題作を一緒に観ていました(そんな暇はない!)。
>実は前日の深夜も、“たろ” が第8話を担当しているという新シリーズアニメの第1話を観たのですが、彼女はストーリーにはそれほど関心を示さず、ひたすら3Dストラクチャーやカラー指定、キャクターの動きなどを追っていきます。
>キャクターのコスチュームに柄があり、それは動きに合わせて1枚1枚全て書きなおさなければならないのだそうです。
>「これって、すごく大変なんだよね」
>「へ〜・・(どのくらい大変なのか分かってない)」
>話は戻って、今日未明に観た作品は他社が制作したものですが、“たろ” が言うには「毎週アニメ」クオリティではなく「劇場公開レベル」の仕上がりなのだそう。
>「よくやったなあ〜!すごいよ」
>「へ〜・・(全然わかってない)」
>ひとつ分かるのは、ゲームの黎明期にもそうであったように、作業がCG化(原画は手描き)されて間もないアニメ界も多くの才能が集まった日進月歩の世界であるということです。
>クラシック系現代音楽の世界は、すでに成熟期に入ってきたからなのか、世界を動かすような場面が少なくなってきたように感じています。
>頑張らなければ。
>今日、火星が乙女座で衝(太陽 - 地球 - 火星が直列)を迎えます。
>火星の軌道離心率が大きかったり、軌道面が太陽の赤道面に対して少し傾斜していたりするために、最接近は14日となります。
>最接近時の地球 - 火星間距離は約9200万km。光度はマイナス1.5等級、視直径は15.1″ 。
>火星はスピカのすぐ近くにありますから、純白のスピカとオレンジ色の火星の対比が美しいことでしょう。
>その姿を円盤状に捉えるには100倍程度の望遠鏡が必要です。
>天体望遠鏡には、暗く淡い彗星や銀河などを観測するための大口径な反射望遠鏡と、惑星などの明るい天体を高倍率で観測するのに適した屈折望遠鏡があります。
>もちろん、反射望遠鏡も有効径が大きければ高倍率が使える上に分解能も高いので惑星観測には適していますが、小型屈折望遠鏡は、簡単に持ち運べたり、光軸が狂いにくいなどの手軽さがあります(価格も安め)。
>地震情報
>空間放射線量
>作曲工房周辺の大気汚染状況
14時の戸田・蕨局のPM2.5の値は29μg。
>気象情報
朝から少し雲がありましたが、昼頃には雲量が5程度まで増えていました。時系列予報では、午後はくもりとなっているものの、大きな天気の崩れはなさそうです。
日本域における昨日の最高・日最高気温は26.1度、最低・日最低気温はマイナス12.8度でした。観測点については下のリンクでどうぞ。
>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)
観測記録の更新はありませんでした。
>今日のFM番組
今朝は、昨日聴き逃したアンリ・トマジの「管楽六重奏のための “春”」を聴くために少しだけ早起きしました。木管五重奏にアルト・サクソフォーンが自然に加わっていて、この編成も良いものだと思わせるところがトマジの魔法なのでしょう。
午後2時からのクラシックカフェは、イギリス関連の作品。
ハイドン92「オックスフォード」、ホルスト「フーガ風協奏曲」、ウィリアム・ウォルトンの小品と「チェロ協奏曲」、ドヴォルザーク6。
ドヴォルザークの交響曲第6番は、第8、第9番のように「ドヴォルザーク全開」ではなく、そこここにブラームスやシューベルト、ベートーヴェンの影響を感じたりする作品ですが、「ドヴォ・メロ」とも言いたくなる独特の美しいメロディーには事欠かない曲です。第5番から第6、第7、第8、第9番へと駆け上がっていくドヴォルザークを追うのはドラマティックでさえあります。
午後7時30分、ベストオブクラシックは「特集 ベルリン・フィル(3)」指揮はサイモン・ラトル。
ルトスワフスキ「交響曲 第2番」、マーラー「さすらう若者の歌」、ヤナーチェク「グラゴル・ミサ」。
今年度は水曜日のベストオブクラシックの時間帯がレッスンで埋まってしまったので、聴けません。早く録音体制を整えなければ。
>4月9日の過去のできごと
1770年 ゼーベック効果で知られるドイツの物理学者で医師のトーマス・ゼーベック誕生。なお、1770年はベートーヴェンの誕生年。
1794年 現代のフルートのキーシステム(ベーム式)を完成させたドイツの楽器製作者で演奏家でもあったテオバルト・ベーム誕生。
1821年 フランスの詩人シャルル・ボードレール誕生。
1846年 イタリアの作曲家、フランチェスコ・パオロ・トスティ誕生。
1906年 ハンガリー出身の指揮者・作曲家、ドラティ・アンタル誕生。
1919年 最初期のコンピュータであるENIACの主要開発者のひとりであるジョン・エッカート誕生(もう一人はジョン・モークリー)。
1931年 若い頃は作曲家を志していたという数学者の広中平祐(ひろなか・へいすけ)誕生。1970年フィールズ賞受賞。
1940年 指揮者の小林研一郎誕生。
1959年 アメリカの建築家、フランク・ロイド・ライト没。
1976年 作曲家の矢代秋雄没。
>この定期便は、前日の「野村茎一作曲工房日記」の続きとして書かれています。定期便だけお読みの方は連続写真や記事が飛び飛びになる可能性があります。よろしかったら、以下のリンクもどうぞ。