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>今朝の最低気温1.6度(06:27;さいたま市観測点)、晴れ。
>早朝は曇っていましたが、上の写真を撮影した9時半頃には、青空が広がり始めました。
>今日はレッスンのない日曜日であるばかりか、女性陣3名が旅行にでかけてしまったので、時間がたっぷり。
>今朝7時半頃に起床し、ぼんやりとFMを聴き始めました。
>朝食の準備が終わる頃、9時から始まった名演奏ライブラリーが「東京カルテット」だったので、集中して聴き入ってしまいました(ドビュッシーの弦楽四重奏曲の時に、電力計チェックのために中断あり)。
>私が初めて東京カルテットを聴いたのは(残念ながらFMで)、1971年頃、バルトークでした。
>当時の私は、今に比べれば比較にならないほど耳がピンぼけだったに違いないでのですが、それでも彼らが鮮烈な演奏をしたことは感じ取ることができました。
>昨夜「クラシックの迷宮」でC.P.E.バッハの作品を聴いて興奮したせいで、たぶん脳が活性化したのでしょう。その後、普段は、あまり聴かないショスタコーヴィチの「交響曲第7番」を久しぶりに集中して聴くことができました。
>駄作、傑作という評価が二分される作品ですが、やはり天才による偉大な作品であると感じました。
>7:3くらいの割合で傑作。
>3は、意図的であると思いますが、洗練されているとは思えない朴訥なリズムとフレーズの多用。でも、そこを傑作と感じる人もいるかも知れません。これは私の個人的な感想です。
>タコ7第1楽章(1941)には聴いたことがあるメロディーが登場します。
>しかし、それが民謡や伝統音楽からの引用とは思えませんでした。
>昨夜は、それがバルトークのオケコン 第4楽章(1943)の中のクラリネットによるフレーズであることに思い至りました。
>前から気になっていたのですが、昨夜、それが特定できてちょっとすっきり。
>作曲時期が近すぎることと、第2次世界大戦中ということもあり、お互い独立に発想したものでしょう。
>同時代の大作曲家たちのセンスの共有のようなものを感じて興味深く思ったのでした。
>そして今朝もまだ脳の活性化は続いており、東京カルテットの演奏を、まるで初めて聴くかのように体験できました。
>作曲家が他の作曲家の曲を聴くことには、いろいろな意味があります。
>その中で最大の理由は、演奏家が音楽史上の大作曲家たちの作品と取り組んでいることです。
>音楽史のレベルを肌で感じていなければ、大作曲家のレベルを知り尽くした演奏家に、恥ずかしげもなく二流の自作を提示してしまうかも知れません。
>私の師であった土肥泰先生は「作曲をするということは音楽史に並ぼうとすること」と言い切りました。
>「インスピレーションのない作品は、インクの染みで汚れた五線紙と同じ」(これは、たぶんシェーンベルクの言葉)。
>つまり、かなり無謀な挑戦だから心してかかりなさい、というようなことです。
>昨日、今日と作曲の難しさ、奥深さ、そしてワクワクするほどのやりがいを感じて、身震いしています。
>地震情報
まだまだ静穏な状態が続いています。
>空間放射線量
関東地方では空間線量の大きな変動はありません。
>気象情報
今日も花粉が大量に飛散しているようです。外出が怖い。ミンティア1箱空けてしまうかも。
晴れますが、午後は雲がひろがりそうです。
日本域における昨日の最高・日最高気温は25.2度、最低・日最低気温はマイナス20.2度でした。観測点については下のリンクでどうぞ。
>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)
全期間、3月の記録、ともに更新があります。
>今日のFM番組
午前7時20分、ビバ!合唱は「受難週の音楽 聖週間のレスポンソリウム」。部屋に流したまま聴いていました。
午前8時10分、吹奏楽のひびきは「パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団ライブ(1)」。これも同上。
午前9時、名演奏ライブラリーは上に書いたとおり。聴きこみました。ハイドン、ドビュッシー、ドヴォルザーク、武満徹、ベートーヴェン、シューベルト。
午後2時は「きらクラ!」。ヴァーツラフ・ネリベルからスタートします。
午後6時20分からは「ブラボー!オーケストラ」。東フィル 第835回 サントリー定期シリーズから(2)。ベルリオーズの「幻想交響曲」。指揮はクリスチャン・バスケス。音楽史におけるエポックメイキングな作品です。
午後8時20分からの「リサイタル・ノヴァ」はヴァイオリンの福田康之介さん。
>この定期便は、前日の「野村茎一作曲工房日記」の続きとして書かれています。定期便だけお読みの方は連続写真や記事が飛び飛びになる可能性があります。よろしかったら、以下のリンクもどうぞ。