作曲工房定期便 2013-10-25(金)
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>今朝の最低気温14.8度(02:39;さいたま市観測点)、雨。
>雨の一日となりそうです。
>昨日よりは回復していますが、体調は平均値を0、最大値の理想健康状態を10、死亡状態をマイナス10とした時、印象値でマイナス3くらい。
>なんとか家事はできそうですが、作曲に必要なスーパー集中力を発揮するには少々無理がある状態です。
>こういう時は放送大学を受講するのも時間を無駄にしない方法のひとつ。
>というわけで、今日は朝の家事を終えてから「デジタル情報の処理と認識」の第4回「文字の表現」をリアルタイム視聴。
>講師の放送大学准教授 柳沼良知先生の、ソリッドと言えるほど無駄の削ぎ落とされた見事な講義には感服するばかり。
>文字コードの仕組み、・・ある程度知っていると知っていると思っていたアスキーコード、あるいはJISとシフトJISの違い、CERN(欧州原子核研究機構)で開発された、プラットフォームに依存しないwwwなどの骨子がどんどん語られていきます。
>本当に必要な情報、つまり、その情報があれば、より詳しい重要情報に辿り着けるというキーワードとその意味(重要性)が、明快なシーケンスで並べられています。
>説明には緩急があって、重要性の理解のために必要とあれば数値の「5」と文字としての「5」が全く異なる認識と表現であることをビットにまでさかのぼって説明してくれます。
>単なる2進数計算機であるコンピュータは、基本的な動作原理はノイマン型の頃から変わっていません。
>しかし、OSの発達によって文字だけでなく画像、動画の表現に加えてインターネットによる通信や情報の共有までができるようになりました。
>その道筋を示すのが、この講義の一連の流れです。
>どのような分野も優れた才能を生み出しますが、柳沼先生は、世界中の、いわば無名のたくさんの才能が生み出した “新しい世界” を概観させてくれています。
>コンピュータ技術に関わる研究者は、ありとあらゆる分野についての専門家の集団です。
>文字の表示と音声認識は、どちらも言語を扱いますが、全く異なる研究分野となります。
>また文字の表示(文字の区別)とフォント表示(デザインの表示)の研究も別の分野です。
>前にも書きましたが、平均律と純正律の違いをきちんと説明できる音楽家はどれだけいるでしょうか。これに関しては、この分野のIT研究者のほうが詳しいかも知れません。
>この四半世紀の間に、私達が気づかぬところで人類史上かつてないほど急速な研究成果をあげているのは間違いなく、IT分野でしょう。
>第5回以降の講義も楽しみです。
>放送時刻は毎週金曜日午前10時30分。次回第5回のテーマは「自然言語処理」。第7回の「色の表現」も興味深いタイトルです。
>2つの台風が接近してきています。伊豆大島では正午に元町、泉津地区に避難勧告が出されました。
>23時24分、月の距離が最遠(1.052、40万4556km、視直径29.5′、月齢18.1)。
>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)
>気象情報
気象衛星画像で見ると、台風第27号(フランシスコ)は中心の目が崩れ、渦の巻き方も緩んできています。しかし、いまだ中心気圧は965hPa(09時現在)と勢力は侮れません。対して第28号(レキマー)は最盛期よりもわずかに衰えてきたものの、依然として “非常に強い” カテゴリーで、中心気圧は920hPaという低さです。予想進路は南よりに修正され、日本の南海上遠くを進むことになりそうです。各台風のトラック図については昨日の定期便台風情報のリンクを参照してください。
昨日の最高・日最高気温は鹿児島県 枕崎観測点の28.6度(13:59)でした。
>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)
10月の降水量の記録更新が相次いでいます。
>今日のFM番組から
・午後2時00分 オペラ・ファンタスティカ ヴェルディ特集(4)
ミラノ・スカラ座 “ナブッコ” 全4幕(指揮:ニコラ・ルイゾッティ)
ほかに、ヴェルディ作品に基づく楽曲など。
・午後7時00分 ベストオブクラシック NHK交響楽団 第1765回 定期公演(指揮:ロジャー・ノリントン)
ベートーヴェン「序曲 “レオノーレ” 第3番」
同 「ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品33」(Pf:ラルス・フォークト)
同 「交響曲 第5番 ハ短調 作品67 “運命”」
ラルス・フォークトは1970年生まれのドイツのピアニスト。
>10月25日の過去のできごと
1647年 イタリアの物理学者でガリレオ・ガリレイの弟子でもあったエヴァンジェリスタ・トリチェリ没。
1811年 フランスの数学者、エヴァリスト・ガロア誕生。
1825年 ウィーンの作曲家、ヨハン・シュトラウス2世誕生。
1838年 フランスの作曲家、ジョルジュ・ビゼー誕生。
1880年 『君が代』のフランツ・エッケルトによる編曲が完成し、試演。君が代の作曲者が、原案、奥好義(おく・よしいさ:1858-1933)、原案を元に曲をまとめた林 廣守(はやし ひろもり:1831-1896)、編曲(和声づけとオーケストレーション)がフランツ・エッケルト(1852-1916:プロイセン)によることは、あまり知られていません。
1895年 ドイツ出身でイギリスで活躍したピアニスト・指揮者のチャールズ・ハレ没。ハレ管弦楽団の創設者。ハレ管といえばジョン・バルビローリ。若いころ、バルビローリ / ハレ管の演奏が大好きでした(今もですが)。
1909年 写真家の土門拳誕生。
1911年 画家の香月泰男(かづき・やすお)誕生。
1941年 フランスの画家、ロベール・ドローネー没。画家のソニア・ドローネーは妻。
1965年 ドイツの指揮者、ハンス・クナッパーツブッシュ没。
1971年 ヴァイオリニスト、五嶋みどり誕生。
1977年 小説家、稲垣足穂(いながき・たるほ)没。
2001年 作曲家、松平頼則没。
上の紫陽花の6月の姿
>この定期便は、前日の「野村茎一作曲工房日記」の続きとして書かれています。定期便だけお読みの方は連続写真や記事が飛び飛びになる可能性があります。よろしかったら、以下のリンクもどうぞ。