作曲工房定期便 2013-09-01(日)
282472
>今朝の最低気温25.3度(05:02;さいたま市観測点)、ほぼ快晴。
高層にわずかな巻雲がありますが、ほぼ快晴(雲量2以下)といってよいと思います。
>関東各地を中心に高温注意情報が出されています。
>熱中症にご注意を。
>今日は雑節の二百十日(にひゃくとおか)。台風が来て天候が荒れやすいと言われる日ですが、俗説の域をでません。単に立春から210日目(正確には209日目)が経過した日と覚えておけばよいのかも知れません。
>文学作品などにも登場するので、教養として覚えておくべき雑節と言うことはできるでしょう。
>現在、毎週1回くらいのペースでやっていることのひとつににウラノメトリア・プロジェクト・マネジメントの見直しとチェックがあります。
>すでに300曲以上を発表しているのですが、これだけの数になると、各曲の役割が重複したり、曲名がカブったりしないようにチェックしながら次の新曲を計画しなければなりません。
>曲名候補も、皆さんの協力を得て数百曲分が用意されています(でも、まだまだ足りません)。
>目次に並ぶ曲名を眺めるだけで詩を読んだような気持ちになることが理想なのですが、それは非常に難しいことです。
>現在取り組んでいるのは、保持音のテクニックを指のしくみから理解できるようなエチュードの作曲です。
>たとえば、バーナムピアノテクニックに出てくる第1指で全音符を弾いて保持したまま、第3指で四分音符を連打する曲を想像してください。
>初心者の皆さんは、きっと第1指に下向きの押さえつける力を加えて、第3指を上下させることでしょう。
>しかし、もっとも合理的な奏法は第1指をコンパスの針に見立て、そして、第3指は第1指を中心に回転運動するように弾くことです。
>これならば、第1指が不動点(あるいは不同軸)となるので鍵盤から浮き上がることもありません。
>もちろん、いわゆる重力奏法とも矛盾しません。
>言葉で書くと難しそうなのですが、やってみると未就学の小さな子どもでもその合理性をすぐに理解できます。
>これは、黒鍵から白鍵へ指を滑らせてレガートを得る奏法で、たとえばF Durの属七の解決時に不動点が生じることにも通じます(ウラノメトリア第2巻46ページ第70番の解説を参照)。
>コルトーのメソードでは、指を滑らせる運指は「自明の理」として出てくるので(なにしろ彼は天才です)、理解が難しい場合もあることでしょう(指を滑らせる運指だけが不動点と関係があるわけではありません)。
>さて、ウラノメトリアでは、誰にでも分かるように説明できるでしょうか。
>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)
今日は大正関東地震による大震災から90年目。モリアキ翁は当時4歳で、発震時は屋外にいて、母親とふたり、地面をゴロゴロと転がるばかりでどうすることもできず、母親が「モリ坊!モリ坊!」と叫んでいたのをよく覚えているそうです。幸い家族全員、無事生き延びました。モリアキ翁は、とても恐ろしかったと語っています。
この証言から読み取れることは、安全な場所に移動するなどの対策が取れるのは揺れが大きくなる前の短い時間だけのようです。
地震発生時には多くの人が様子を見てしまいます。揺れが来たらカッコ悪かろうがなんだろうが、日ごろのイメージトレーニングどおり、すぐに退避行動をとるのが重要なようです。
昨日のアリューシャン列島のM7.0に続いて、今朝8時53分頃にオホーツク海南部(北緯47.4度、東経148.8度、深さ約410km)を震源とするM5.5、日本域における最大震度1の地震がありました。
>気象情報
冒頭にも書いたように高温注意情報が出ています。
当地では午後から雨となる予報です。
ミッドウェイ諸島近海(北緯32.9度、東経176.4度)に台風第16号(イートゥー)があり、北東に向けてゆっくりと進んでいます。日本への影響はなさそうです。むしろ熱帯低気圧情報aに注目すべきかも知れません。
昨日の最高・日最高気温の第1位は三重県尾鷲観測点の36.7度(11:53)でした。
>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)
記録更新多数
>今日のFM番組から
・午前9時00分 名演奏ライブラリー 室内オーケストラのパイオニア オルフェウス管弦楽団
室内管弦楽団の定義は定かではありませんが、オーケストラとアンサンブルの中間的な存在で、たとえば今日のオルフェウス室内管弦楽団は指揮者なしで演奏する点でアンサンブル的な性格です。モーツァルトの時代のオーケストラは現代の室内オーケストラ程度であったと考えられます。それは、正確な数は覚えていないのですがモーツァルトの手紙に、最後の3つの交響曲初演時の編成が示されていて、その時読んだ印象はモーツァルトが大編成だと言っていたその内容が小規模なものであったことです。
私も室内オケの編成で密度の高い緻密な曲を書きたいと考えています。
プログラムはロッシーニ、グリーグ、レスピーギ、コダーイ、リヒャルト・シュトラウス、プロコフィエフ
・午後2時00分 きらクラ!
・午後7時20分 ブラボー!オーケストラ 東フィル 第55回 午後のコンサートから
ポピュラーな名曲多数。
・午後8時20分 リサイタル・ノヴァ 幣隆太朗(へい・りゅうたろう)コントラバス
>9月1日の過去のできごと
1653年 ドイツの作曲家、ヨハン・パッヘルベル誕生。
1804年 ドイツの天文学者カール・ハーディングが3番目の小惑星「ジュノー」を発見。
1878年 イタリアの指揮者、トゥリオ・セラフィン誕生。
1891年 東北線の上野-青森間が全通。
1923年 11時58分、大正関東地震発生。
1935年 世界的指揮者の小澤征爾誕生。
1939年 ドイツがポーランドに侵攻。3日後にイギリスとフランスがドイツに宣戦、第2次世界大戦が勃発。
1944年 アメリカの指揮者、レナード・スラットキン誕生。
1953年 フランスのヴァイオリニスト、ジャック・ティボー没。
1957年 イギリスの天才的ホルン奏者デニス・ブレイン没。
1979年 パイオニア11号が土星に最接近。
>この定期便は、前日の「野村茎一作曲工房日記」の続きとして書かれています。定期便だけお読みの方は連続写真や記事が飛び飛びになる可能性があります。よろしかったら、以下のリンクもどうぞ。