とむりんせんせいの定期便2

野村茎一作曲工房の日々のお知らせ

作曲工房定期便 2013-08-06(火)広島・原爆の日

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>今朝の最低気温26.1度(04:29;さいたま市観測点)、くもり。

 

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>8月6日、広島原爆投下から68年の朝です。

>今から48年前。私が小学生の時、8月6日の朝を母方の実家(東京都板橋区)で迎えました。

>テレビは原爆投下20年目の広島市の式典の様子を伝えていました。

>当時の私には20年前も江戸時代も同じくらい昔という感覚で、よく理解できなかったですが、今では祖父母にとっては、それほど遠くない現実感のある歴史的出来事であったことは想像に難(かた)くありません。

>そして今年は68年。核兵器の実戦投入という、良く考えればあり得ない選択であったことが理解できるように若い世代に伝えていくにはどうしたらよいのでしょうか。

>世界に目を向けると、核兵器の拡散は決して止まっていません。

>核兵器を持つことが世界への影響力と発言力を持つ近道であると考える指導者も後を絶ちません。

>核の平和利用という言葉も幻影であることが明らかになってしまった現代の最優先課題は、全ての原子炉の廃炉です。

>原子炉が無ければ核兵器も作れないからです。

>核兵器を持たなくとも、通常兵器で原子炉を攻撃すれば同等、あるいはそれ以上の破壊と被害をもたらすことができます。

>どんな災害(地球の構造上、起こりうる最強の地震やその他の自然災害)にも、どんな攻撃(その原子炉が廃炉終了となるまでの間に開発されうる、テロを含むあらゆる攻撃手段に耐えられる原発)を作り、維持することはほぼ不可能であると私は考えます。

原発がなくなったら江戸時代に戻るという意見もありますが、江戸時代に原発はありませんでしたから、極めて不正確な言い方です。

>おそらく1970年台を指すのでしょうが、今は1970年代にはなかった発電技術(天候に左右されない)がありますから、現在でも、エネルギー事情に関しては、もう少し新しい時代までの後退で済むと思われます。

>なんとしても未来へのツケ(放射性廃棄物)をこれ以上残すようなことがあってはならないのは当然のことです。

>未来への負の遺産を残さないような方策を探らなければなりません。

 

>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)

各地の震度に関する情報

 

>気象情報

局地的な大雨が続いています。どこで発生するか予測が難しいというやっかいなものです。古代人のように、空を見上げて異変を知るというような注意深さが必要なのかも知れません。

熱帯低気圧a

実況天気図

地域時系列予報(埼玉県)

気象衛星 赤外日本域画像

気象衛星 可視光全球画像

昨日の最高・日最高気温の第1位は京都府 京田辺観測点の36.1度(13:34)、最高・日最低気温の第1位は沖縄 北原観測点(05:59)と石垣島観測点(06:20)の29.0度でした。

昨日の全国の観測値ランキング(8月5日)

 

>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)

毎日のように観測記録の更新があるということが不気味です。

昨日8月5日

 

>今日のFM番組から

・午後2時00分 クラシックカフェ

スメタナコダーイヤナーチェクドヴォルザーク

コダーイは「ミサ・ブレヴィス」、ヤナーチェクは「霧の中で」、ドヴォルザークは「交響曲 第7番 ニ短調 作品70」。どの曲も演奏機会が決して多くありません。ピアノ独奏のために書かれた「霧の中で」は、楽譜が易しく見える割に難しく、自分で弾くよりも聴いたほうが得策というような曲ですが、なんだか弾いてみたくなる不思議な曲です。

番組詳細

・午後7時30分 ベストオブクラシック ドイツのオーケストラ(2)ケルン放送交響楽団(指揮:ワシリー・シナイスキー)

プロコフィエフ「古典交響曲 ニ長調(第1番) 作品25」

カール・アマデウス・ハルトマン「葬送協奏曲」(Vn:パトリツィア・コパチンスカヤ

チャイコフスキー「交響曲 第6番 ロ短調 作品74 “悲愴”」

カール・アマデウス・ハルトマン(1905-1963)は、現代音楽(20世紀音楽)に詳しい人達の間ではとても有名な作曲家です。前衛ではありませんが、難解・晦渋なところがあります。聴きこんでメロディーを覚えると、その美しさに気づくタイプの作曲家ですが、葬送協奏曲は美しいメロディーがそこここに散りばめられていて、分からないということはないかも知れません。

タクトを振るワシリー・シナイスキーは1947年生まれのロシアの指揮者で、モスクワ・フィル音楽監督、ロシア国立交響楽団音楽監督、マルメ交響楽団首席指揮者を歴任し、現在はボリショイ劇場音楽監督を務めています。

番組詳細

 

>8月6日の過去のできごと

1660年 スペインの画家、ディエゴ・ベラスケス没。

1809年 イギリスの詩人、アルフレッド・テニソン誕生。

1904年 ワーグナーを批判、ブラームスを支持したオーストリアの音楽評論家、エドゥアルト・ハンスリック没。

1916年 君が代に伴奏(和声)付けを行なったプロイセン生まれの作曲家、フランツ・エッケルト没。

1923年 公式記録ではないものの、徳島県鳴門市で事実上の国内最高気温42.5度を記録。

1928年 アメリカのポップ・アーティスト、アンディ・ウォーホル誕生。

1945年 アメリカによる広島へのウラニウム爆弾投下。人類初の核兵器の実戦使用。

1980年 イタリアの彫刻家、画家のマリノ・マリーニ没。

2002年 オランダの情報工学者で構造化プログラミングを提唱したエドガー・ダイクストラ没。

2007年 作曲家の松村禎三没。

 

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オオアレチノギクに巻き付くヤマノイモ(と思われる)ツル植物。

 

 

 

>この定期便は、前日の「野村茎一作曲工房日記」の続きとして書かれています。定期便だけお読みの方は連続写真や記事が飛び飛びになる可能性があります。よろしかったら、以下のリンクもどうぞ。

野村茎一作曲工房日記2