とむりんせんせいの定期便2

野村茎一作曲工房の日々のお知らせ

作曲工房定期便 2013-06-25(火)

280749

 

>今朝の最低気温21.2度(03:34;さいたま市観測点)、くもり。

>今日これまでの最高気温26.6度(12:54)。

 

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>現在14時を少し回ったところ。外は雨が降っています。

>FMからアルベニスのピアノ協奏曲第1番が流れているのですが、更新はスイスイ。

>あまりアルベニスらしくなく、作品番号は78でも、ひょっとしたら若書きの習作を元に書きなおしたとか?(これは私の第1印象による漠然とした疑問なので、これを読んで「あれはアルベニスの若書きだってよ」などと言わないでください)

>調べるほどの気力(その行為に対する相対的価値を感じる力)はありませんが、この曲と関わることがあれば、謎解きにとりかかることもあり得ます。

>あとは縁(えにし)の問題。

>今日の午前中は解決すべき「ソナチネ問題」があったのですが、昨日観た「ドラゴン・タトゥーの女」の面白さはカット割りにあったのではないかと思いいたって、インスピレーションがあるうちに、それに着目して分析的な目線でもう一度確認してみました。

>当たり前のことですが、映画はカットの連続で構成されています。

>音楽と似ていますが、音楽のカットは小説でもフレーズでもなくペリオーデそのものだと思います。

>これが、楽式論で言えば時系列構造です。

デヴィッド・フィンチャー監督は、カットの長さが本当にマチマチです。

>長いカットは少なめで、見せ場では短いカットが次々と交替していきます。見逃すまいと、当然、観衆は緊張します。

>また映画には必ず視点があります。

>テンターテインメント作品では観衆視点(劇場視線)が多く用いられますが、サスペンスものなどでは、しばしば主人公視点が登場します。

>専門家ではないので、それぞれの視点の正式な名称は知らないのですが、この映画では移動する第3者視点(キューブリックの「フルメタルジャケット」、それから「ヒューゴの不思議な発明」の冒頭シーンがそれです)を中心に、監督視点ともいうべき短いカットが次々と現れて観衆を画面に集中させます。

>それは対象までの距離が異なる視点であったり、対峙、あるいは対話する2人が異なるアングルで短時間に交替したりするものです。

>邦画では、伊丹十三監督が「マルサの女」などで、それに近いカット割りをしていました。

>私のような門外漢が書いてもレベルが低くて辟易とする人もいるでしょうから、今日はここまで。

>この作品はディスクを購入して、くり返し見る価値があると感じています。

>2度目を観た時に、伏線の配置の見事さにも気づきました。

>20年くらい前に「ダイ・ハード」を数十回観て、見つけた伏線を全てノートに記したことがあるのですが、それ以上に発見の多そうな映画です。

>それらの発見は、きっと作曲にも生かせるはずです。

 

>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)

日本域は静穏そのものです。マントルが対流してプレートが移動しつづける限り地震は起こりますから、この静けさもいつか破れることでしょう。

各地の震度に関する情報

 

>気象情報

台風第5号(バビンカ)はベトナムで熱帯低気圧に変わりました。

実況天気図

地域時系列予報(埼玉県)

気象衛星 赤外日本域画像

気象衛星 可視光全球画像

昨日の全国の観測値ランキング(6月24日)

 

>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)

2観測点で6月の記録が3つ更新されています。

昨日6月24日

 

>今日のFM番組から

・午後2時00分 クラシックカフェ

ホアキン・トゥリーナアルベニス、ファリャ、サラサーテ、ロドリーゴ。

番組詳細

・午後7時30分 ベストオブクラシック・セレクション 広瀬悦子 ピアノ・リサイタル

ショパン、シャルル=ヴァランタン・アルカン、ロッシーニ、リスト。ロッシーニ作品はリストによるピアノ版。

ピアノの広瀬悦子さんは、数々の国際コンクールの優勝・入賞歴を持つピアニスト。6歳でモーツァルトの「戴冠式」協奏曲を弾いたのはアルゲリッチよりも2歳早い!

番組詳細

 

>6月25日の過去のできごと

1767年 ドイツの作曲家、ゲオルク・フィリップ・テレマン没。

1852年 スペインの建築家、アントニオ・ガウディ誕生。

1860年 フランスのオペラ作曲家、ギュスターヴ・シャルパンティエ誕生。

1884年 ブルックナーマーラーから生前、高く評価されていた作曲家、ハンス・ロット没。

1903年 「1984年」で知られるイギリスの作家、ジョージ・オーウェル誕生。

1910年 パリ・オペラ座ストラヴィンスキーのバレエ「火の鳥」初演。

1950年  北朝鮮軍が38度線を越えて南に進攻し、朝鮮戦争が勃発。

1953年 昭和28年西日本水害。集中豪雨による死者758名。過去の災害史を知らないと新たに起こった災害を見て、根拠なく異常気象と結びつけて考えてしまうこともあるかもしれません。また、過去の災害史を知ることは未来の防災につながります。

1956年 筝曲家で作曲家の宮城道雄没。

1961年  熱帯低気圧が近づき梅雨前線が活発化、集中豪雨になり7月10日までに死者302人・行方不明者55人を出す。

1983年 アルゼンチンの作曲家、アルベルト・ヒナステラ没。

1984年 フランスの哲学者、ミシェル・フーコー没。

1997年 フランスの海洋学者、ジャック=イヴ・クストー没。

 

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>この定期便は、前日の「野村茎一作曲工房日記」の続きとして書かれています。定期便だけお読みの方は連続写真や記事が飛び飛びになる可能性があります。よろしかったら、以下のリンクもどうぞ。

野村茎一作曲工房日記2