とむりんせんせいの定期便2

野村茎一作曲工房の日々のお知らせ

作曲工房定期便 2013-06-12(水)

280237

 

>今朝の最低気温18.3度(04:09;さいたま市観測点)、雨。

>台風第3号(ヤギ)の接近を感じさせるような雨が降っています。

 

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>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)

 中央防災会議の作業部会は、災害に備えた、それまでの3日間の家庭備蓄の勧告日数を3日から「一週間以上」に引き上げました。すでに備蓄を行なっている方なら、一週間以上の備蓄の量の多さ、管理の難しさを瞬時に感じられたことでしょう。実際の災害では、一週間以上食料や水の支援がない地域もあり得ます。

 我が家は6人家族なので126食、水は一人1日3リットルで考えるようにということですから、これも126リットル。これは、一間(いっけん)の押入れ1/4をまるまる占拠してしまう量であるばかりか、循環消費も計画的に管理しなければ難しくなります(でも、やるしかありません)。

 非常食というと通常の食事よりも簡便なもの、たとえば乾パンやレトルト食品などを想像しがちですが、それは短期間の場合です。一日あたりの所要熱量やビタミン、ミネラルなどを補うには長期の場合、いわゆる保存食では難しくなります。特に災害時には平時とは異なるストレスフルな生活になるため、いつも以上に良質な食事が求められます。

 現代の栄養学は、人間に必要な栄養素をすべて解明しているわけではありません。つまりビタミン剤のような人工的な補助栄養では不完全であるということです。

 それで私たちは(新鮮な)生き物(動物・植物を問わず)を食料としています。生き物は、生きるのに必要な(人類が解明しきれていない)栄養素を全て持っていると考えられるからです。

 保存食の研究では世界最先端を行く宇宙食の開発現場でも、火星有人飛行では、今までとは異なる宇宙食が考えられています。それは植物の栽培です。新鮮な植物が飛行士たちの健康を維持する鍵となるかも知れません。これは各国の南極基地でも行われています。

 これなら私たちにも簡単に応用できます。スプラウト(もやし類の総称)は、ペットボトルと水、光をさえぎるダンボール箱があれば、あとは種を用意するだけですぐに始められます。スプラウトはカロリー以外の栄養素が豊富です。アルファルファのスプラウトは3日で収穫できて、サラダとしてサンドイッチなどに使うと美味しく食べられます。私も今までに大豆、あずき、ソバ、かいわれ大根などいろいろなスプラウトを作ってきました。

 「もやし研究会」のオンラインショップでは、ブロッコリー、アルファルファ、ラディッシュ、レッドクローバーなどの種をスプラウト用に販売しています。栽培方法を記した小冊子も300円という良心的な価格で頒布してくれます。ぜひお試しあれ。(私は、もやし研究会と関係があるわけではありません、故・丸元淑生さんの著書で知りました)

 LEDを使った水耕栽培キット(リーフレタスなどが短期間で収穫できます)もありますが、ソーラーパネルや家庭用燃料電池、エンジン式発電機などがなければ災害時には使えないところが難点です。

各地の震度に関する情報

 

>気象情報

 台風第13号(ヤギ)は09時現在、中部地方の南海上(北緯31.0度、東経137.2度)にあり、中心気圧は990hPa、中心付近の最大風速は20m/sという勢力です。気象協会は局地的な強い雨への警戒を呼びかけています。

台風第13号(ヤギ)の情報

実況天気図

地域時系列予報(埼玉県)

気象衛星 赤外日本域画像

気象衛星 可視光全球画像

昨日の最高・日最高気温ランキングにまた北海道の5観測点、東北の3観測点が入ってきています。

昨日の全国の観測値ランキング(6月11日)

 

>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)

2観測点のみ更新があります。

昨日6月11日

 

>今日のFM番組から

・午後2時00分 クラシックカフェ

アルトゥーロ・マルケス(1950- :メキシコ)、ジョージ・アンタイル(1900-1959:アメリカ)、アマデオ・ロルダン(1900-1939:キューバ)、マヌエル・ポンセ(1882-1948:メキシコ)、イザイアス・サビオ(1902-1977:ブラジル?)、エルネスト・レクオーナ(1896-1963:キューバ)、ドミニク・アージェント(1927- :アメリカ)。

 相変わらずNHKの番組表は、私たちがマルケスやアンタイルをよく知っているという仮定のもとに番組表を作っているとしか思えません。よく知られているポンセやレクオーナ以外は、ファーストネームの表記を望みたいところです。

 数年前にアンタイルの曲を集中的に聴いたことがあります。6曲以上の交響曲を含む多くの作品を遺しています。ピアノ曲は即興的なリズムで埋め尽くされ、当時としては保守的な前衛という位置にあったのではないかと感じさせる音楽でした。

番組詳細

・午後7時30分 ベストオブクラシック 白井光子 メゾ・ソプラノ・リサイタル

 全曲日本の作曲家による歌曲です。

番組詳細

 

>6月12日の過去のできごと

1890年 オーストリアの画家、エゴン・シーレ誕生。

1926年 詩人の茨木のり子誕生。若い頃に「自分の感受性くらい」を知ってから愛読しつづけてきた詩人のひとりです。

1929年 「アンネの日記」で知られるアンネ・フランク誕生。

1941年 アメリカ生まれのジャズ・ピアニスト、チックコリア誕生。

1966年 新ウィーン楽派や20世紀前衛音楽の紹介と普及に貢献の大きかったドイツの指揮者で作曲家のヘルマン・シェルヘン没。

1978年 宮城県沖地震(M7.4)、死者28名。平均間隔37.1年で繰り返されてきた地震です。過去の発震(1793年2月17日/1835年7月20日/1861年10月21日/1897年2月20日/1936年11月3日)。

2002年 コラムニストのナンシー関、没。2冊の「記憶スケッチアカデミー」は、するどく人間を捉えています。

2006年 ハンガリーの作曲家、ジェルジ・リゲティ没。

2006年 大分県西部地震(M6.2)、最大震度5弱。負傷者8名、住宅損壊5棟。

2009年 WHOが新型インフルエンザの警戒水準をフェーズ6に引き上げ、パンデミックを宣言。

 

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雨の中、必死に咲こうとしているように見えるノゲシ

 

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定点観察。雨が似合うアジサイ

 

 

>この定期便は、前日の「野村茎一作曲工房日記」の続きとして書かれています。定期便だけお読みの方は連続写真や記事が飛び飛びになる可能性があります。よろしかったら、以下のリンクもどうぞ。

野村茎一作曲工房日記2