とむりんせんせいの定期便2

野村茎一作曲工房の日々のお知らせ

作曲工房定期便 2013-06-07(金)

280091

 

>今朝の最低気温19.1度(02:55;さいたま市観測点)、くもり。

 

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梅雨らしい、どんよりと曇った空。時折、ポツポツと雨粒が落ちてきます。

 

>昨日は疲労困憊していて、定期便を休刊してしまいました。

>今日もフルマラソンの翌々日程度の回復具合です。

>私は作曲のレッスンに通うまで、“考える” ということの意味を知りませんでした。

>それまでは「考えること」イコール「思い出すこと」でした。

>「解法を思い出す」「物理法則を思い出す」「歴史上の出来事を思い出す」「単語と構文を思い出す」というようなことです。

>これだけで、大抵のテストはクリアできてしまいます。

>ところが作曲のレッスンでは「正解にたどりつく道筋をたどること」こそが「考える」ことなのでした。

>五線紙に記される音符は音価も音高も不連続(デジタル)で有限です。つまり、有限である以上楽譜には明確な正解(正しい仕組み、あるいは組み合わせ)が存在します(四分音を使っても、複雑さは各段に増しますが同様)。

ポルタメントを使えば音高は無限であるという人は、開始音でさえ不連続に◯◯◯Hzなどというように指定するのかも知れませんが、それを奏者の感覚だけで正確に演奏するのは事実上不可能です。

>いまだに図形譜を使う人もいるのかも知れませんが、それを正しく読むためには「五線を読むのに要した訓練」と同等の意志と労力が必要であり、現実的ではありません。

>イタリア出身の時計技師、ヴィンセント・カラブレーゼが考案したトゥールビヨン脱進機は歯車が非常にコンパクトに収まった精緻な機構を持っています。

>その分解・組立には厳密な順序があって、カラブレーゼにしか組み立てられないものもある、ということを読んだことがあります。

>時計の世界にはカラブレーゼ以外にも天才的な技師が少なからずいて(カラブレーゼを挙げたのは、単に私がファンだから)、非常に魅力的な世界なのですが、作ろうとするものの「仕組みを理解する」という意味において楽譜を書くのとよく似ていると思います。

>短距離を全力疾走するのも実は筋肉だけではなく脳との共同作業、という話題もあるのですが、それは、またの機会に。

 

>ここまで、モリアキ翁の昼食を用意するために席を立っていました。

>午後になって陽射しがでてきました。

 

>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)

昨日6月6日(木)12時29分頃、千葉県東方沖(北緯35.6度、東経104.8度、震源の深さ60km)を震源とするM5.0、最大震度3の地震がありました。

各地の震度に関する情報

 

>気象情報

実況天気図

地域時系列予報(埼玉県)

気象衛星 赤外日本域画像

気象衛星 可視光全球画像

最高・日最高気温トップ10は沖縄県と兵庫県。最低・日最低気温は北海道と岩手県・山形県で、こちらも順当でした。

昨日の全国の観測値ランキング(6月6日)

 

>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)

6月の記録が1観測点のみ更新されています。

昨日6月6日

 

>今日のFM番組から

・午後2時00分 オペラ・ファンタスティカ

ムソルグスキー「歌劇 “ホヴァンシチナ”」全5幕

ほかに「展覧会の絵」(ストコフスキー編曲版)から。

番組詳細

 

・午後7時30分 ベストオブクラシック ルツェルン音楽祭(5)

セントルイス交響楽団(指揮:デイヴィッド・ロバートソン)

 この定期便の読者の方なら、アイヴズは “音楽史上、ほどほど一般的な作曲家” になってきたのではないでしょうか。

チャールズ・アイヴズ「答えのない質問」

ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61」(Vn:クリスティアン・テツラフ)

シベリウス「交響曲 第1番 ホ短調 作品39」

グリーグ「“ペール・ギュント” 第1組曲」より「朝」

番組詳細

 

>6月7日の過去のできごと

1826年 太陽スペクトル中に暗線(フラウンホーファー線)を発見したことで知られるドイツの光学機器製作者・物理学者のヨゼフ・フォン・フラウンホーファー没。

1848年 フランスの画家、ポール・ゴーギャン誕生。

1897年 ハンガリー生まれの指揮者、ジョージ・セル誕生。

1945年 哲学者、西田幾多郎(にしだ・きたろう)没。

1966年 フランス出身の彫刻家、ジャン・アルプ没。

1981年 イスラエル空軍によるイラク原子炉爆破事件。原子炉は常に相手国の弱点であり、攻撃側にとってはコストパフォーマンス(費用対効果)の高いばかりか、完璧な防御は極めて困難です。

2009年 「貧困の再発見」など、貧困について論じたイギリスの社会学者、ピーター・タウンゼント没。

 

 

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ノゲシのマクロ画像

 

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 朝の定点観察。実際の色合いはもう少し紫色が強い感じです。

 

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車検のためにクルマをカーディーラーの整備工場に持っていった帰りに撮影した額紫陽花。

 

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路傍のタンポポ

 

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わたぼうし

 

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群生するハルジオン

 

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街中にこういう緑のトンネルが残っています

 

>この定期便は、前日の「野村茎一作曲工房日記」の続きとして書かれています。定期便だけお読みの方は連続写真や記事が飛び飛びになる可能性があります。よろしかったら、以下のリンクもどうぞ。

野村茎一作曲工房日記2