とむりんせんせいの定期便2

野村茎一作曲工房の日々のお知らせ

作曲工房定期便 2013-06-01(土)

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>今朝の最低気温14.8度(04:26;さいたま市観測点)、快晴。

>おはようございます。快晴の朝、眩しい太陽が照りつけています。

 

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>03時58分に下弦。

>レッスンに通ってくださっている中学生以上の人は、すでに熱く語れるほど詳しくなっていることと思いますが、サモスのアリスタルコス(B.C.310-230頃:ギリシャ)は、上弦・下弦の時に太陽-月-地球の作る角度が直角になっていることに気づきました。

>そして、半月(つまり上弦・下弦)の時の月と太陽の見かけの位置から、実際にその直角三角形を描こうとすると、非常に細長く(とてつもなく細長く)なることが分かりました。

>このことから、太陽は月に比べて非常に遠いということが推測されました(太陽が月よりも遠いことは日食時に明らかでしたが、太陽までの距離は分かっていませんでした)。

アリスタルコスは、観測誤差を含めて「太陽は、少なくとも月よりも20倍以上遠距離にある」と書き記しています(実際には月の平均距離38万kmと太陽までの平均距離1億5000万kmで約400倍弱)。

>ところが、月と太陽のみかけの大きさはほぼ同じで(軌道の位置関係により視直径の大小は逆転する)、このことから太陽は非常に大きいことが推測されます。

>この2つのこと(太陽までの距離と大きさ)から、太陽のような星が1日で地球のまわりを公転するということが考えにくいという結論に達します。

>そして、アリスタルコスは太陽の周りを地球が公転しするという地動説(この場合は、太陽中心説)を人類で(現在わかっている限りでは)初めて唱えました。

>私が受けた作曲のレッスンで「言われて分かることは、言われなくとも到達できる」というものがありました。

>高校生の頃、私が書いていった曲をじっと眺めていた先生が「この音は、こちらにあったほうが良いと感じるが君はどうか?」と言った時、「あ、ぼくもそう思います」と答えた時に発せられた言葉です。

>つまり、もっとしっかりと一つ一つの詰めていけば、到達できたはずであり、作曲するということは「もう直すところがない(未来永劫、誰も指摘できない)」という曲を書くことだからです。

アリスタルコスは2000年以上も前に、小学生でも分かる直角三角形の性質だけを用いて太陽系の姿を明らかにしました。

>しばしば「科学の進歩」という言葉が使われますが、それは発見の積み重ねを指しているのであり、人間の進歩とは異なります。

>いわゆる “勉強” も、人間の進歩という問題とは少し異なる視点で行われています(読み・書き・ソロバンは絶対に必要です。とくに小学校の勉強は基礎の基礎の基礎の・・・・・・・の基礎として重要です)。

>詳しくは「音楽コラム」のアーカイブに譲るとして(ひょっとしたら、アーカイブは削除されているかも・・・?)、アリスタルコスの事例から学べることを学び尽くして「人間の進歩」を少しでも獲得したいものです。

 

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神さま、直すところが見つかりません

 

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わ、こっちも見つかりません。見習わなくちゃ。

 

>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)

各地の震度に関する情報

>気象情報

実況天気図

地域時系列予報(埼玉県)

気象衛星 赤外日本域画像

気象衛星 可視光全球画像

日最高気温の上位はすべて沖縄県。これが順当というものです。

昨日の全国の観測値ランキング(5月31日)

 

>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)

北海道と沖縄県で最高・日最高気温の5月の記録が更新されています。

昨日5月31日

 

>今日のFM番組から

・午後7時20分 ビバ!合唱(再)ジャス・スタンダード特集(2)

番組詳細

・午後8時10分 吹奏楽のひびき(再)リスエスト特集

番組詳細

・クラシックの迷宮 クライバーンとロシア

番組詳細

 

 

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水をたくさん吸い上げて葉をパンパンに張って元気そのもののカゲツ。

「幸運の木」とされているので、お友達になりたい。

この木を「幸運の木」と信じることによる心理的効果は科学的(心理学的)に説明することができると思います。

A「これは幸運の木だから、大切にすればいいことがあるかも」

B「どうせ迷信だろ、馬鹿じゃないのか」

どちらが正しいかは人それぞれでしょうが、この2人が同じ行動をとるとは思えません。〜以下略。

 

>6月1日の過去のできごと

1796年 “カルノーサイクル”の研究によって熱力学第2法則の原形を導いたフランスの軍人・数学者・物理学者のニコラ・レオナール・サディ・カルノー誕生。

1804年 ロシアの作曲家、ミハイル・イヴァーノヴィチ・グリンカ誕生。

1817年 蘭方医で、解体新書翻訳にかかわった杉田玄白没。

1875年 東京気象台設置。

1909年 ポーランド出身のユダヤ系アメリカ人のヴァイオリニスト・指揮者のシモン・ゴールドベルク誕生。最後の夫人はピアニストの故・山根美代子。1993年に避暑先の富山県で没。

1918年  板東俘虜収容所にてベートーヴェン交響曲第9番が日本初演。

1952年 プラグマティズムを代表する哲学者のひとり、ジョン・デューイ没(アメリカ)。

1968年 アメリカの教育家・社会福祉事業家のヘレン・ケラー没。

 

 

>この定期便は、前日の「野村茎一作曲工房日記」の続きとして書かれています。定期便だけお読みの方は連続写真や記事が飛び飛びになる可能性があります。よろしかったら、以下のリンクもどうぞ。

野村茎一作曲工房日記2