作曲工房定期便 2013-05-24(金)
279602
>今朝の最低気温14.5度(04:24;さいたま市観測点)、快晴。
>強い日差しの朝を迎えました。
>今日は紫外線が強そうです。
>三島由紀夫賞を受賞した村田沙耶香さん(コンビニでバイト中)の「しろいろの街の、その骨の体温の」を読みたいと思っていたら、もう一冊、松本清張賞を54歳で受賞した山口恵以子さん(従業員食堂で調理担当)の「月下上海」も読みたくなった。
>お二人とも小説を書くために働いています。途中を省略して結論を述べると「書くことが人生」ということです。
>山口恵以子さんは孟子の「恒産なくして恒心なし」、つまり安定した収入がなければ、安定した精神(道義心や良心など)を維持できないと語っていらっしゃいました。
>村田早耶香さんも「コンビニの仕事を続けたい」と話していましたが、同じ気持ちでしょう。
>また、山口さんは「私の人生に失敗はない」とも言い切っています。
>それは、うまく行ったことも行かなかったことも、全て彼女にとって学びの機会となるからだそうです(彼女自身は、成功も失敗も全て小説に役立つという言い方をしていたと思います)。
>「小説家になりたい」、あるいは「作曲家になりたい」と考えている皆さんにアドヴァイスするならば、小説家のスタートは原稿を書き始めた時であり、作曲を始めた時です。
>朝から晩まで、ふと気づくと新しいアイディアを温めているという生活が始まれば、もうあなたはスタートを切っています。
>努力をしないという言い方は正確ではありませんが、私は作曲のアイディアを考えるために努力をしたことはありません。
>むしろ、考えないようにしようと思ったら大変な努力が必要でしょう。
>作曲することが私の生活であり、人生そのものです。毎日飽きることなく息を吸ったり吐いたりしていますが、作曲は、それとよく似た生きていくために必要な生理作用かも知れません。
>ベートーヴェンが「あ〜、なんか曲書かなくちゃな〜、面倒だなあ」などと考えている姿は想像しにくいことでしょう。
>まずは行動を起こすことです。
>スターターキットは、あなたの人生のタイムテーブルに「執筆時間」や「作曲時間」を組み込んでしまうことです。
>その時刻になったら原稿用紙や五線紙に向かえばよいだけです。
>そういう生活に向いていないと思ったら、潔くやめましょう。
>とても向き・不向きのある生活です。
>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)
>気象情報
昨日は全国の30観測点以上で真夏日となりました。
>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)
5月の観測記録が多くの記録で更新されています。
>今日のFM番組から
・午後2時00分 オペラ・ファンタスティカ
チャイコフスキー「エフゲーニ・オネーギン」全3幕
ほかに「マンフレッド交響曲」など
・午後7時30分 ベストオブクラシック 知られざる作曲家(4)
アントニオ・ロゼッティ「交響曲 ト短調」
フランツィシェク・レッセル「ピアノ協奏曲 ハ短調 作品14」
イグナーツィ・フェリクス・ドブジンスキ「ピアノ協奏曲 変イ長調 作品2」
アントニオ・ロゼッティ(1750-1792:ボヘミア→イタリア)の本名はフランティシェク・アントニーン・レスレル。その人生はモーツァルトとほぼ重なります。
フランツィシェク・レッセル(1780-1838:ポーランド)は、ベートーヴェンにちょうど10年遅れて生きた作曲家。ハイドンに師事。
イグナーツィ・フェリクス・ドブジンスキ(1807-1867:ポーランド)
今日の作曲家の作品は1曲も聴いたことがありません。楽しみです。
>5月24日の過去のできごと
1543年 ポーランドの天文学者、ニコラウス・コペルニクス没。
1686年 ポーランド生まれの物理学者で、華氏目盛り(中国読み表記)に名を残すガブリエル・ファーレンハイト誕生。
1974年 ジャズ・ジャイアントのデューク・エリントン没。
1922年 作曲家の別宮貞雄(べっく・さだお)誕生(2012年1月12日没)。
1926年 北海道の十勝岳が大噴火、死者144名。
1960年 前日に発生したチリ地震の津波が日本の太平洋沿岸に到達。
1974年 アメリカのジャズミュージシャン、デューク・エリントン没。
1976年 超音速旅客機「コンコルド」がロンドン-ワシントンD.C.間の定期運行を開始。
1980年 JOC総会でモスクワオリンピックのボイコットを決定。この愚かな決議のために人生が大きく変わってしまったアスリートたちがいたことでしょう。アフガニスタン侵攻の非を問うならば、もっと平和的で効果的な方法があったはずです。
2002年 アメリカとロシアが戦略的攻撃能力の削減に関する「モスクワ条約」に調印。
紫陽花定点観察。この時期の紫陽花の美しさに気づいてしまいました。その神秘的な美しさに打たれて、しばらく見つめてしまいました。