とむりんせんせいの定期便2

野村茎一作曲工房の日々のお知らせ

朝の定期便 2012-09-26(水)

273503

 

お知らせ

12時55分追記:ウラノメトリア試聴音源に「モシュコフスキのテンポ(allegro)による “モシュコフスキ風ラジリテ第3番”」を追加しました。

5α_モシュコフスキ風ラジリテ第3番

 

>今朝の最低気温17.1度(06:07さいたま市観測点)、晴れ。

>おはようございます。秋空広がる朝を迎えています。

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>前にも書きましたが、私は子どものころから今に至るまでずっと、空を見上げる習慣が変わりませんでした。

>意外に思われるかも知れませんが、大人になると大きな物音でもしない限り天頂が視野に入るまで見上げる機会はほとんどなくなります。

>水平方向、つまり前を向いて歩いている時だと、高度20度くらいまでしか見えていません(実際の視野はもう少し広い)。

>天気を確かめようと思って上を眺めても45度程度と言われています。

>実際、視線を天頂に向けるのは身体の構造上つらいものがあります。

>そのようなわけで、子どものころには真上を見ていた人たちも大人になるにつれて、徐々に天頂は遠い存在になっていきます。

>昼も夜も空はいつでもアートなエンタテインメントです。再放送は2度とありません。

>余談ですが、夜空を眺める時、天文ファンはシュラフにくるまって仰向けに寝そべります。

 

>今日の朝食後、いつものようにモリアキ翁93歳と、声&ジェスチャー、筆談器でいろいろな話をしました(メールをいただくかも知れないので付記しておきますが、3つ以上のものを併記する時、欧文では最後の単語の前に、和文では最初の単語のあとに&、あるいは “と” が入ると認識しています。でもご指摘のメールはいつも感謝しております。どしどしご教示お願いします)。

>すごいと思ったのは、モリアキ翁の小学校の時の先生が全員に言葉を贈ってくれた話で、モリアキ翁には下の一文。

・寸鉄肺肝を打つ

>モリアキ翁は背が低く小さな子どもだったそうです。それで、小さい鉄は力が一点に集中し、大きな力を発揮するという言葉が贈られたのでしょう。

>教養の高い先生に出会ったものです。私も一時期、公立中学校・高校で教諭として勤務していましたが、モリアキ翁の先生に比べたら無教養この上ない感じです。

>ところで、昨夜の夕食後のモリアキ翁の話題は日露戦争後のポーツマス条約と小村寿太郎でした。

>歴史には疎いので、勉強になりました。日比谷焼打事件などがあって、昔の日本人も怒って暴動を起こしたことを思い出しました。今の日本人は静か(ひょっとすると無関心?)になったということでしょうか。

 

>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)

各地の震度に関する情報

 

>気象情報

“猛烈な” 台風第17号(ジェラワット)は中心気圧905hPa、最大瞬間風速80m/sという勢力を保ったままフィリピンの東海上を停滞気味に北西方向に進んでいます。

台風第18号(イーウィニャ)は、父島の南南西約220kmの海上にあり、東北東に20km/hで日本の南海上に向けて進んでいます。

台風第17号(ジェラワット)

台風第18号(イーウィニャ)

実況天気図

地域時系列予報(埼玉県)

気象衛星 赤外日本域画像

気象衛星 可視光全球画像

昨日の全国の観測値ランキング(9月25日)

>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)

降水量の記録が北海道のいくつかの観測点で更新されています。史上第1位が2観測点あります。

昨日9月25日

 

>今日のFM番組から

・午後2時00分 クラシックカフェ

ドヴォルザークヤナーチェク、レフ・トルストイ(1828-1910)、アレクサンドル・グリボエードフ(1795-1829:ロシア)、プロコフィエフ

トルストイはロシアの文豪のトルストイです。トルストイが作曲していたことは音楽ファンの間では、ある程度知られており、CDも入手可能です。グリボエードフも作家で、外交官も務めていた人で、やはり作曲も行なっていた人のようです。こちらは知りませんでした。トルストイの最も有名なワルツは1分ちょっとの短いものですが、アマチュアの余芸とは断じきれない質の高さを感じます。

番組詳細

・午後7時00分 ベストオブクラシック 第1735回N響定期公演(指揮:アンドレ・プレヴィン

モーツァルト「交響曲第1番 変ホ長調 K.16」

   同  「交響曲第41番 ハ長調 K.551 “ジュピター” 」

ハイドン「交響曲 第102番 変ロ長調 Hob.1-102」

なんと、作曲工房でレッスンの例題、あるいは参考曲としている3曲がプログラムに一度に並びました。

モーツァルトの交響曲第1番は、対位法(複旋律作法)おけるリズム補填の模範として最高の1曲であり、これを8歳の少年が書いたということが驚きです(ちなみに、これ以外に範とすべきはバッハとメンデルスゾーンの作品にあります)。ジュピターの第4楽章については何も書く必要がないでしょう。

ハイドンの第102番は「軍隊」「驚愕」「時計」「オクスフォード」などの愛称のある交響曲に比べると知名度も低く、演奏機会も少ないのですが作曲技術から見ると、非常に質の高い作品です。作曲はモーツァルト没後の1795年。モーツァルトからの影響も感じられる作品です。

番組詳細

 

>9月26日の過去のできごと

1791年 「メデューズ号の筏(いかだ)」で知られる。フランスの画家、テオドール・ジェリコー誕生。

1868年 ドイツの数学者、アウグスト・フェルディナント・メビウス没。

1877年 フランスのピアニスト、アルフレッド・コルトー誕生。

1889年 ドイツの哲学者、マルティン・ハイデッガー誕生。

1891年 ドイツ生まれのフランスの指揮者、シャルル・ミュンシュ誕生。

1898年 アメリカの作曲家、ジョージ・ガーシュイン誕生。

1904年 「怪談」などで知られるアイルランド生まれの小説家・日本研究家ラフカディオ・ハーン(国籍取得後の日本名:小泉八雲)没。若い頃、松江時代の彼の旧居を訪れたことがあります。そこで「知られざる日本の面影」が執筆されました。読後すぐだったので、感慨深いものがありました。

1911年 作曲家で指揮者の尾高尚忠(おたか・ひさただ)誕生。

1945年 ハンガリーの作曲家、バルトーク・ベーラ没。

1954年 洞爺丸台風(カテゴリー1。最低気圧956hPa)のために青函連絡船の洞爺丸が転覆。実際にはそれ以外の艦船も転覆・沈没した。全ての事故を合わせた最終的な死者数は1430人。(ウィキペディアで「洞爺丸」を調べると詳細が分かります。貴重な教訓としてお読みください)

1954年 フルート奏者の工藤重典誕生。

1958年 狩野川台風(カテゴリー5に分類されるスーパータイフーン。最低中心気圧877hPa)が静岡県に最接近、狩野川が氾濫。

1959年 伊勢湾台風(カテゴリー5に分類されるスーパータイフーン。最低中心気圧895hPa)が潮岬に上陸、東海地方を中心に5000人以上の死者・行方不明者という大災害となった。今年でちょうど50年。 

1991年 人工生態系を維持する実験バイオスフィア2の最初のミッション開始。当初の計画では2年交代で居住者が入れ替わり、100年間継続するはずだったが1993年の同日に中断。下のリンク参照。

2003年 2003年十勝沖地震(M8.0)発生。死者・行方不明者2名。

2009年 ケッツァーナ台風(日本名「台風16号」)がフィリピンに上陸。マニラ首都圏を中心に400人以上が死亡。