朝の定期便 2012-09-07(金)
272919
>今朝の最低気温21.4度(05:55;さいたま市観測点)、雲ひとつない快晴。
>おはようございます。当地では、この秋(最高気温記録後)一番の涼しい朝です。
>9月から電気代が値上げになったので、涼しくなれば電力消費量が減って値上げ分を吸収できるかも知れません。
>定期便の更新は、私にとって一日の勉強の場です。
>例を挙げると、季節や雑節(太陽黄経)を確認することは地球の位置と状態を認識する手がかりになります。
>太陽黄経90度の時、北緯35度にある東京の太陽南中時高度は78度にもなります。それに対して冬至では南中時高度がわずか32度です。
>これは地球の地軸が公転面に対して23.43度傾いているからなのですが、南中時高度は、そのままその土地が受ける太陽放射熱量を表します。
>ですから9月になっても暑い夏はあるものの、太陽から受ける熱量は減っているので、その年の最高気温が9月になることは稀で、平均すれば徐々に涼しくなっていくことが予想されます。
>最も多く熱量を受ける夏至の時期に最高気温にならない理由は、日本を取り囲む海にあります(海の内包する熱量とその影響については、別の機会に書きたいと思います)。
>水は最も比熱の高い(暖まりにくく冷めにくい)物質です(蒸発のない密閉された時)。
>日本のような島国の気温は海面温度と密接な関係があるので、だいたい夏至から1ヶ月半ないし2ヵ月遅れくらいで真夏がやってきます。
>今日の東京の太陽南中高度は60.3度、昼時間は12時間39分です。そして、今月22日の春分には南中高度は54.5度となり、昼時間12時間10分です(日の出は太陽の端が見えた瞬間、日没は太陽全体が沈みきった瞬間を指すので、春分といえども昼時間とよる時間は等しくなりません)。
>気圧配置などによって毎年気温に差はあるものの、太陽黄経90度の時を最高、270度を最低として考えると、その土地が受ける太陽放射熱量をだいたい分かるようになると思います。
>これは “雑学” ではありません。実用的な知識であり、使えばスキルとなります。
>日本の周囲の海水温については気象庁のサイトで知ることができます。
>14時29分 二十四節気の “白露”(はくろ:太陽黄経165度)。
>15時00分には月の距離が最遠(1.052、40万4288km、視直径25.5′)。
>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)
>気象情報
>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)
>今日のFM番組から
・午後2時00分 オペラ・ファンタスティカ
マルティン・イ・ソレール「歌劇 “気のいい気むずかし屋”」全2幕ほか
・午後7時30分 ベストオブクラシック PMF2012 国際教育音楽祭 コンサートから
PMFは、パシフィック・ミュージック・フェスティバルのことで、教育的な目的を持った音楽祭です。1990年に指揮者のレナード・バーンスタインによって創設されました。
ブラームス「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102」
リヒャルト・シュトラウス「アルプス交響曲 作品64」
>9月7日の過去のできごと
1829年 ベンゼン環の構造を明らかにしたドイツの有機化学者、フリードリヒ・ケクレ誕生。
1914年 ヴァン・アレン帯の発見で知られるアメリカの物理学者、ジェームズ・アルフレッド・ヴァン・アレン誕生。
1936年 オーストラリア・タスマニア州の動物園で飼育されていたフクロオオカミの最後の1頭が死亡し、絶滅。
1939年 小説家の泉鏡花没。
1968年 イタリアの画家・彫刻家のルーチョ(ルチオとも)・フォンタナ没。「空間概念」と題された一連の作品が魅力的です。
2004年 台風18号が長崎県に上陸。死者41人を含む大きな被害。