とむりんせんせいの定期便2

野村茎一作曲工房の日々のお知らせ

野村茎一作曲工房 大人の門下生の会 第2報  拡散をお願いします

 

日時:2012年 9月 15日(土)16:00 - 18:00

会場:BARBARA market place(バルバラ・マーケットプレイス)

会費:2000円前後(飲み物は別会計になる可能性あり)

申込先:伊藤美香(ochame0519あっとdocomo.ne.jp)※あっとを@に変えてください。

締め切り:予約の都合上8月30日(木)24:00でお願いします。

 

バルバラ・マーケットプレイスは霞が関ビル内の「霞ダイニング」の一角にあります。

霞が関ビルHP

霞が関ビル アクセス(少し距離はありますが、JR新橋駅からも歩けます)

霞ダイニング

霞ダイニングのフロアガイド

 

以下、文責は野村茎一

 今回、伊藤美香さんがこのような会を企画してくださいました。作曲工房としては2003年以来9年ぶりのことです。(伊藤さんがいなかったら、皆さんとの出会いもなく、作曲工房は無くなっていたかも・・)

 横のつながりを持ちにくいプライベートレッスンだけの関係ですから、作曲工房関係者に知り合いがひとりもいない人が大半と言っても過言ではありません。少なからぬ方が「自分には関係ない」とお考えのことと推察します。

 作曲工房は前述したとおり、工房内に知り合いのいない人がとても多いという環境がデフォルトです。たまたまレッスンで前後して顔を合わせることがある程度でしょう(それでさえ奇跡的に)。

 私の経験上、作曲工房でレッスンを受けると「自信を失う人」と「自信を持つ人」の2通りの場合があります。

 

 前者の方は次のように考えます(なぜか多数派)。

・ああ、私は今までピアノの音も知らなかったんだ。私って駄目。

・ああ、私はペリオーデも知らずにピアノを弾いていた。私って駄目。

・ああ、私はバイエルもツェルニーも理解せずに弾いていた。私って駄目。

 後者の方は逆に考えます(とても前向きの少数派)。

・私、ピアノの音が聴こえるようになった。やったー!

・そう。これこれ、ペリオーデを知りたかった。やったー!

・へえ、バイエルっていい曲だったんだ。やったー!

 

 こんなことは実のところ、どちらでもいいと思います。

 作曲工房のレッスンは、私の勝手な考えではなく、過去の大作曲家たち、あるいは古代の哲学者やあらゆる時代の偉大な芸術家・科学者たちが明らかにしたこと、あるいは彼らの視点、人類が拡大してきた知の地平線についてお伝えしようと努力しているつもりです(それが正しいかどうかは皆さんの判断に委ねたいと思います)。

 レッスン内容は過去にすでに誰かが見出したものばかりですが、レッスンそのものはオリジナルであり、他の場では取り上げられにくいものが少なくないと自負しています。ですから、初めて知ることばかりであっても不思議でもなんでもありません。

 “自分以外の作曲工房の全ての人が凄そうに思える” という方もいらっしゃるかも知れませんが、作曲工房にはモラルはあっても人の序列など存在しません。“マイノリティ”という言葉さえ意味を為しません(と、信じています)。

 私は人類が生み出した最高の名曲のひとつが「たこたこあがれ」だと思っていますが(作曲工房外では超マイノリティ)、みなさんは私の考えに賛同するしないは別として、きちんと尊重してくださっています。

 難しい言葉で言うと、哲学者のほうのフランシス・ベーコンが述べた「4つのイドラ(検索してください)」の呪縛から逃れようと努力している人たちの集まりが作曲工房一門の皆さんであると思います(あ〜、私は、なかなか逃れらない!)。

 なんだか世の中生きにくい、と感じている方も少なくないことでしょう。みなさんもご存知のとおり、実は私は対人関係がまるで駄目で、居場所がないような人間です(うそ〜!と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、本当に本当です)。でも作曲工房の皆さんは全然怖くありません(失礼!)。皆さんに出会えたことを心から感謝しています。

 私は人を誘うのも苦手で、直接お会いした時には尋ねられでもしない限りきっと何も言い(言え)ません。

 ぜひ、ひとりでも多くの方のご参加をお待ちしています。特に孤独を感じていらっしゃる方、居場所が見つかるかも知れません。