朝の定期便 2012-08-20(月)
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>今朝の最低気温22.5度(05:31;さいたま市観測点)、快晴。
>おはようございます。朝起きると、毎日空が高くなっていくのかが分かります。
>今日未明、床に入ったのが3時30分でしたから、ちょっと外に出て東の空を眺めれば水星、金星、木星を一度に見ることができたはずですが、軟弱にも寝てしまいました。
>というのも、今日これから館山(房総半島の)から通称 “ナオコーラ” 先生がお見えになるので体力を温存しなければならなかったからです。
>ナオコーラ先生は姓が変わられたので(おめでとうございます〜!)、別の名前を考えなくては。
>レッスンの準備は、まだ終わっていません。急いで定期便を書き上げて仕事に戻ります。
>地震情報(日本域におけるM5.0以上、あるいは最大震度4以上の地震についてお知らせします)
>東京の中心を貫く(四谷-飯田橋-田端)新たな活断層(歴史的には非常に古い)が見つかったというニュースがありました。動けばM7程度の地震を引き起こす可能性があるということです。
>活断層は、多くの場合、その活動周期が非常に長く、中には数万年ごとというものまであります。ですから、ひとつひとつの活断層に一喜一憂するよりは、なるべく多くの活断層を明らかにして統計的な発生確率を調べたらどうなのでしょうか。個々の活断層の活動周期が分かれば、それらのデータと合わせて、もう少し正しく怖がることができると思います。
>いずれにせよ、地震発生時に取るべき行動を、様々なパターンを想定してイメージトレーニングして生き延びること。平時備蓄を行なって、生き延びた後もなんとか生命を保てるようにすることの2点です。
>気象情報
台風第14号(テンビン)は先島諸島に影響を与える可能性があります。また、早くも熱帯低気圧情報aが出ています。気象衛星画像でもマリアナ諸島付近に雲の塊としてその存在が分かります。
>観測史上1位の値 更新状況(閲覧可能なのは今日だけです)
昨日は、観測史上第1位の値を更新した観測点はありませんでした。
>今日のFM番組から
・午後2時00分 クラシックカフェ
テレマン、モーツァルト、ベートーヴェン、グリエール、カントルーブ。
ベートーヴェンの出世作となった「七重奏曲 変ホ長調 作品20」が放送されます。もし未聴の方は、なぜ英雄交響曲の初演が物議を醸したのかということを身体で理解するためにも、この曲と交響曲第1番、第2番、ピアノ協奏曲第2番を聴きこんでください(できることなら最低でも1年くらいかけて)。当時のウィーン市民がベートーヴェンに対して感じた「新しい才能」を共有することができるはずです。そのセンスを獲得してから「英雄交響曲」を聴くと、その意味がよく分かることと思います。
番組の最後にはカントルーブのオーベルニュの歌から「3つのブーレ」があります。
・午後7時30分 ヨーロッパ夏の音楽祭2012 アルゲリッチ・プロジェクト
CD54枚組のアルゲリッチ全集を買い込んでしまうほど、一時期アルゲリッチを聴きこんだことがあります。彼女はピアノ界では、少々特別な存在だと思います。彼女と並ぶのは、いくつかの意味においてホロヴィッツなのではないかと考えたりします。
今夜は室内楽を4曲。アルゲリッチは2曲に登場します。プログラムは番組詳細でどうぞ。
>8月20日の過去のできごと
1813年 ボヘミア(チェコ)出身の作曲家、ヨハン・バプティスト・ヴァンハル(チェコ語ではヤン・クシュチテル・ヴァニュハル)誕生。ウィーン古典派の作曲家の一人。ハイドンやモーツァルトと交流があった。
1827年 オーストリアの作曲家、ヨーゼフ・シュトラウス誕生。ヨハン・シュトラウス1世の次男、ヨハン・シュトラウス2世の弟。「天体の音楽」は傑作。
1882年 チャイコフスキーの「序曲“1812年”」、モスクワで初演。
1927年 オーストリアの作曲家、ヨーゼフ・シュトラウス誕生。
1930年 天文学における距離の単位パーセク(1パーセクは年周視差が1秒となる距離、およそ3.26光年)を作ったとされるイギリスの天文学者ハーバート・ターナー没。
1961年 多摩川の河原にてアキシマクジラの化石が発見。
1975年 アメリカの火星探査機「バイキング1号」打ち上げ。
1977年 ボイジャー2号打ち上げ。ボイジャー1号は、2号より後の9月5日に打ち上げ。軌道の関係で1号が先に木星に到達。30年以上を経て、両機ともいまだに運用されている探査機。ボイジャー2号がトレースした軌道は数学的・物理学的にも非常に美しいもので、1機の探査機で木星・土星・天王星・海王星を訪れたのはこの時だけ。もし、軌道設計オリンピックというものがあれば、ボイジャー2号運用チームは金メダルを受賞したことでしょう。
1990年 フランスのチェリストで指揮者のモーリス・ジャンドロン没。
2001年 イギリスの物理学者でSF作家のSir. フレッド・ホイル没。ビッグバンに異を唱えたことでも知られ、パンスペルミア説を提唱。異能の天才。私は、彼の主張のおよそ半分に賛同しています。賛同できない残りの主張は、既存の理論を補強するための「悪魔の弁護人」役としての発言であったと考えています。
2006年 「硫黄島の星条旗」(ピュリッツァー賞)の写真で知られるカメラマン、ジョー・ローゼンタール没。